2026/09/05 09:00

夏の暑さが少しずつ和らぎ、秋の気配を感じ始める頃。

今回は、木漏れ日の差し込む落ち着いた空間に、古い器と酒器を合わせ、秋の食卓をイメージした和モダンのしつらえを作りました。

150cm幅のゆったりとしたテーブルには、落ち着いたオリーブグリーンのチェアを合わせ、全体を穏やかな色調でまとめています。

テーブルの上には、徳利とお猪口、そして唐津の小皿と李朝の小皿。

それぞれに異なる趣を持つ器ですが、木の温もりを感じる空間に置くと、不思議と自然に馴染みます。

小皿には、秋の味覚をほんの少し。

たくさん飾るのではなく、季節を感じるものを少しだけ添える。

そんな控えめなしつらえに、大人の暮らしの豊かさがあるように思います。

古いものは、特別な日にだけ使うものではありません。

日々の暮らしの中に取り入れることで、現代の家具や空間にも新しい表情を与えてくれます。

唐津の器、李朝の器、そして酒器。

時代も生まれた場所も異なるものたちが、ひとつの食卓で静かに共存する。

そこに、古美術を暮らしに取り入れる楽しさがあります。

夏の名残を感じながら、少しずつ深まっていく秋。

木漏れ日の下で、好きな器を眺めながら過ごす静かな時間も、また季節の愉しみのひとつです。

古いものと現代の暮らしを組み合わせながら、季節の移ろいを楽しむ。

そんな和モダンの空間を、これからもご紹介していきたいと思います。