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楽山窯鳥香合 長岡住右衛門十一代
¥5,500
サイズ:8×6cm 高さ4.5cm 昭和 共箱 長岡住右衛門 楽山焼とは島根県松江市西川津町市成の松平家別邸で焼成された陶器です。 1677(延宝5)年に2代藩主・松平綱隆の懇望で深川萩の陶工・倉崎権兵衛が召し抱えられ、伊羅保、斗々屋、刷毛目茶碗等の茶陶焼成に優れた手腕を見せました。 他に深川萩の赤川家と松本萩の佐伯半六の一族と考えられる加田半六も派遣されました。 楽山焼の2代は名工として名を馳せた弟子の加田半六が継承しましたが、4代加田半六の時代に御用焼物師を免職となって一時中絶しました。 1756(宝暦6)年に6代藩主・松平宗衍の命で布志名焼の陶工・土屋芳方が楽山焼に従事し25年間に亘って御用焼物師を務めたとされます。 出雲地方では慣例により芳方を楽山焼の代として数えていません。 11代 長岡空権 1929(昭和4)年生 11代長岡空権は10代長岡空處の長男として島根県松江市に生まれました。 1960(昭和35)年、11代坂高麗左衛門に師事しました。 1965(昭和40)年、11代長岡住右衛門を襲名しました。 1987(昭和62)年、日本工芸会正会員となりました。 2000(平成12)年、島根県指定無形文化財に認定されました。 伝統的技術を墨守して伊羅保茶碗を中心に作陶を展開しています。 鳥がぐるりと振り返る姿で足も添えられております。 毛を丸くして暖を取るような姿にほっこり癒されます。 すずめなのか?種類は不明ですが鳥類の特徴を捉えたフォルムで片手におさまる丸くて可愛らしい姿の香合です。 実際に使用された際に蓋がずれることもなく凹凸がしっかりと作り込まれておりますので気軽にお使いいただけます。 ちょっとした空間に添えて中に香を保管してください。 最近ではアクセサリー類を一時的に保管する使い方をされる方もおります。 目が合う瞬間が愛おしい。 そんな小さな工芸品です。 お香を添えて贈り物にも最適です。
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十二代 今泉柿右衛門 柿浮上香合
¥33,000
サイズ:5.5cm 高さ2.3cm 昭和 共箱 十二代柿右衛門 1922年(大正11年)尋常小学校国語読本巻10に「陶工柿右衛門」掲載される 1953年(昭和28年)十二代柿右衛門、渋雄(十三代)親子によって濁手素地の復元に成功する 1955年(昭和30年)「第2回日本伝統工芸展」にて日本工芸会賞を受賞 1957年(昭和32年)「第4回日本伝統工芸展」にて文化財保護委員会委員長賞を受賞 1958年(昭和33年)「ブリッシュセル万国博覧会」グランプリ受賞 1962年(昭和37年)勲4等瑞宝章受章 1963年(昭和38年)十二代柿右衛門 歿(86歳) 柿右衛門窯が代表とする柿をモチーフにした香合です。 柿の表面は盛り上がり筋も入った半立体的な表現が特徴です。 小さいながらも気品溢れる存在感が魅了します。 柿右衛門窯の歴史を今一度ご確認いただいた上で所有されると喜びも倍増されます。 柿の背景には青海波紋様が描かれており縁には雷紋が緑色で縁取られております。 蓋物は焼き上がりに合わせで完成させるのが難しいとされており、又、ご覧の香合は極小サイズの為、成形時に細心の注意が必要です。 昭和の高度成長期に活躍された12代。 見事な技術で伝統を受け継がれてきた証でもある小さな作品。 柿右衛門香炉をお持ちの方、合わせていかがでしょうか? 小さな贈り物としても喜ばれます。 ご検討ください。
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萩柏香合 十二代 田原陶兵衛
¥5,500
サイズ:5.5cm 高さ2.3cm 昭和 共箱 十二代田原陶兵衛 山口県長門市に1925年生まれ 父や兄に陶芸を学び、兄の死去後に家業を継承 茶道への造詣が深く、茶陶を中心に作品を発表 1981年に山口県無形文化財保持者に認定 1991年に没 柏は古くから神聖な木とされてきました。 柏の葉は秋に枯れてから春に新芽が育つまで落ちることがないことから男の子の成長と子孫繁栄の縁起を担いでいます。 端午の節句に食べられるようになった柏餅は縁起物として定着しました。 そんな柏の葉をモチーフにした香合です。 萩焼の温かみのある肌が優しい雰囲気を纏い使うたびにほっこり癒されるかと思います。 お気に入りの香を忍ばせて日常的にお使いください。
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白瓷(しらし)螺鈿盆子(いちこ・ぼんこ)香合
¥11,000
サイズ:6cm 高さ2cm 共箱 昭和 螺鈿が美しい香合です。 漆黒塗りに非常に細やかな螺鈿細工が施された品の良いデザイン。 七色に輝く枝葉が美しい小さな美術品です。 香合としてお使いになる他に内側に布を敷いてアクセサリー収納にされても素敵です。 螺鈿細工の作り方を一度お調べいただけましたら、ご覧の小箱の繊細な作りにため息が漏れるかと思います。 さりげないオシャレを好む日本人向けの道具です。 ご自身への贈り物にいかがですか? 五十の間=ごく楽と此世の間か五十間(出典:雑俳・柳多留拾遺(1801)巻一四上) 文字も螺鈿 箱書きにある白瓷(しらし)=奈良・平安時代の古文献にみられる名称で、8世紀後半から猿投窯で焼かれ始めた灰釉陶器のことを指していると考えられます。
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釣(吊)透香炉 安土桃山時代
¥550,000
安土桃山時代 香炉部分 直径13cm 高さ12cm 吊るした場合の長さ78cm程 神の遣(鹿)を中央に仏教紋様が施された透かし香炉となっております。 仏教紋様 鹿は奈良の大仏で有名ですが、神の遣いとされております。 その事から神仏の場で用いられた香炉とします。 吊るし香炉にも様々ございますが、時代物は滅多に出会えません。 香道に長けた方のみならず、日常的に使用される方にお薦め致します。 創は勿論、状態も良好。 当方でも使用している為、古美術蒐集家の方でしたらご理解頂ける逸品かと存じます。
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唐津香合
¥22,000
サイズ:直径6.5cm×高さ5.5cm 昭和 共箱無 陶磁器の中でも蓋物は極めて難しいとされている形状です。 こちらは唐津焼の香合で昭和の作。 共箱はございませんが、とても美しいフォルムが特徴。 お気に入りの香炉の横に添えてご使用ください。 現代では香木を入れるよりもコーン型のお香を入れておく方も増えました。 蓋もキッチリと合わさります。 土の具合も50年程経過している為、落ち着いた雰囲気に仕上がりつつあります。 もっと育てたい場合は米のとぎ汁に一晩漬けおきすると光沢が緩やかになってきます。 自然に育てつのであれば日常的にお使いいただき気が付かれた頃には釉薬がなめらかになっていくので、その経過をお楽しみください。 日常的に香りを楽しまれる方にお薦めです。 <一緒に撮影した商品> 鎧(あぶみ)片方のみ https://nozomiart.base.shop/items/78636038 唐金 獅子摘み唐子香炉|耳輪可動|直径14cm 高さ15cm|重厚な趣ある香炉 https://nozomiart.base.shop/items/78634615 銅製 三つ足 香炉 https://nozomiart.base.shop/items/89516075
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極小 銅製 宣徳年製 香炉
¥22,000
サイズ:直径4.5cm(口:口径3cm)×高さ4cm 極小サイズの香炉です。 銅製の味わい深い質感。 小さいので存在感こそ控えめですが実用性に優れたサイズです。 玄関やリビングにほんのり香りを漂わせたい気分の際に、ひっそりと佇む侘び寂びを感じるアイテムです。 宣徳年製とございますが宣徳帝の時代に作られたものではなく、それでいてコピー品・贋物という訳ではございません。 宣徳帝時代の銅器のように作られたものには「大明宣徳年製」と刻印されているものが殆どであり、それらは日本でいう江戸時代〜明治時代に作られたものが殆どです。 江戸幕末期から明治時代に中国から多く輸入されたものがそれらに該当します。 銅製品には「宣徳年製」と刻印されているものが多く実際に明王朝最盛期の物を当時の技術で真似て作られた物と解釈していただければ幸いです。 (このように日本の陶磁器でいうと初期伊万里を真似て明治時代に作られたものも実在しており、それらを初期伊万里として販売するのはNGですが明治時代に作られた初期伊万里の写しとして明治時代に作られた物の市場価格で販売はOKとされております←この辺りの見分けがつかない方が古美術・骨董商に騙されたと騒いでしまう部分であり、昔はそのように時代を誤魔化して販売していた業者も実在しましたが現在では、それ程多くはないと感じます。蒐集・目利きに自信がない段階で銘や雰囲気でご購入されるのは控えた方が宜しいのはこの部分です。コピー品・贋物とされるものの定義がございます。わからない場合は当事務所発行の電子書籍をご一読ください) 写真・画像に共に写っているものは *鎧(あぶみ) https://nozomiart.base.shop/items/78636038 *宋胡録(スンコロク)香合 https://nozomiart.base.shop/items/78634773 参考写真として撮影しましたが、鎧にちょうど良く収まるサイズの2点を添えました。 鎧の吊るす部分が取手の役割を果たすのでお香を焚いている際の香炉の熱に直接触れることなく移動が可能です。 このように様々なアイテム・道具を組み合わせて日常的にご愛用いただけるようにご案内しております。 インテリア感覚で楽しまれると共に、作られた時代と受け継がれてきた年月をご理解いただけますと、より一層、愛着が湧きますし、物の良さを理解されて大事にしていただけるので少々細かい部分まで書き記しておりますがご理解いただけましたら幸いです。 古美術・骨董品を生活の一部に招き入れてみてください。 そして各ご家庭で代々継承され続けても宜しいですし後世に残せる物として今の時代はご自身で楽しむという「預かります」の感覚でおられますと不思議と何百年も受け継がれてきた訳・理由のようなものが肌感覚で伝わってきます。 長い歴史をそれぞれの役割を果たしながら大事にされてきた物をお手に取っていただき次の世代に譲られるまで愛でてあげてください。 何より使うほど、道具は味わい深くなります。 その味わいを今現代でより濃くしていただける方にご検討願います。
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宋胡録(スンコロク)香合
¥35,800
直径6cm 高さ5cm 14〜16世紀タイ シーサッチャナーライ窯 タイ国で14世紀以降焼かれた陶器。 桃山時代から江戸初期にかけて日本に舶載され、茶人が香合として珍重した。 書き方は「寸古録」とも書きます。 ご覧の通り、玉子ぐらいの大きさで手のひらにスッポリおさまります。 宋胡録香合の中でも一際小さなサイズで珍品です。 蒐集家必見のお品物。 場所も取らないコレクションとしてお薦め致します。 <一緒に撮影した商品はこちら↓> 鎧(あぶみ) https://nozomiart.base.shop/items/78636038 極小 銅製 宣徳年製 香炉 https://nozomiart.base.shop/items/89487133
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銅製 三つ足 香炉
¥88,000
直径11cm(口径5.5cm)×高さ7.5cm 開業以前にコレクションした物で今回初めてサイトでご案内致します。 現在も事務所にて時折使用しており育て中です。 裏に刻印がないので日本製の認識です。 作られた時代はホヤの形状や姿・形は定番の香炉の為、不明として使用しておりますが時代物です。明治頃の作と思われます。 鎧(あぶみ)にギリギリおさまるサイズの為、鎧を把手代わりにして事務所の玄関や室内とその時々、移動させて使用しております。 入手した当時は緑青が滲み出ていた為、使う毎にメンテナンスを行い続けておりましたらご覧のように色艶が蘇りつつあります。大体30年程手入れを行なってご覧の状態です。 蒐集家の方でもご使用になられる上でご検討いただけましたら幸いです。 鎧(あぶみ)はこちら↓ https://nozomiart.base.shop/items/78636038 唐津の香合はこちら↓ https://nozomiart.base.shop/items/82755661
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クリスタル香炉 クリスタル仏具 おしゃれ モダン仏具 仏壇
¥4,950
サイズ:直径7.5cm×高さ6cm 昭和-平成 お好きな香りを楽しむ方へ 華やかな雰囲気の香炉のご案内です。 又、どのようなお仏壇にも合うモダンクリスタル仏具です。 モダン仏壇・現代仏壇をお持ちの方におすすめです。 が美しく反射し多様な表情を楽しめる香炉はグレードの高いクリスタルを実感していただけます。 透明度が高いので輝きも一段と華やかに目に映ります。 様々な光の移ろいと透明感が仏壇を明るく華やかにしてくれます。 仏具というよりも普段使いのアロマグッズ・香炉としてご使用いただけます。 ダイヤカットの凹凸が一面に施されており窓辺に置いて輝きをお楽しみください。 下に敷物を添えると一段とお好みに近づける事が可能です。 素朴な木材やお好きな色味の布、コルクのコースターやレース等。 お部屋のトーンに合わせてください。 敷物はなくてもシンプルなインテリアグッズとして輝きます。 当ショップで販売中の日本香堂「かゆらぎ」シリーズのお香を添えてお楽しみください。 *香りによっては別々のご発送になる場合がございます。お薦めは沈香・白檀です。 お盆2025
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唐金 獅子摘み唐子香炉|耳輪可動|直径14cm 高さ15cm|重厚な趣ある香炉
¥66,000
時代を纏う、重厚な香炉。 こちらは唐金(からかね)製の香炉で、摘みに獅子、脚を支える高台には唐子があしらわれた縁起の良い意匠。 空間に格を添える逸品です。 ■ サイズ 直径:約14cm 高さ:約15cm ■ 特徴 ・耳輪は可動式:昔から「耳が動く香炉」は上等とされ、現在でも希少な仕様です。 ・獅子摘み・唐子高台:繁栄・子孫繁栄などの意味が込められた縁起物モチーフ。 ・香を焚く空間が小ぶり:少量の灰で済むため扱いやすく、日常使いにも適しています。 ■ 素材・風合い 唐金(銅合金)ならではのずっしりとした重みと経年変化の美しさが魅力。 ピカピカに磨くも良し、燻された自然な風合いを楽しむも良し。 使い手の趣によって育てていける香炉です。 ■ おすすめポイント ・割れ物ではないため初心者の方にも安心。 ・お気に入りの香炉が見つからない方にこそ、生涯の伴としておすすめできる逸品です。 ・インテリアとしても重厚感があり、現代の空間にもよく馴染みます。 香のある時間をお楽しみください。
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伊万里赤絵向付ホヤ付 香炉
¥12,760
20%OFF
20%OFF
SOLD OUT
江戸幕末期に作られた伊万里赤絵の向付にホヤを被せて香炉に仕立てました。 ホヤは鉄製で鍔(鐔)と同じ素材であることから江戸時代に作られた物。 憶測となりますがホヤの受けとなっていた香炉(器)の部分が破損して鉄製であったホヤだけ現存して現代まで残ったと想像しております。 ちょうど良いサイズの物を手元の商品で探しましたが、ホヤの爪部分も鉄で▲に作られておりましたので円の内側に陶磁器をハメ込むとなると爪の先で器に痛みが生じやすいと思い、敢えて器の内側に収まるサイズを選びました。 このほうが安定し、うっかりぶつけた際にも鉄のホヤが落ちる事がなくなるので内側としました。 真っ直ぐにはめるように添えてください。 爪部分にゴム製を施すように手を加える事も思案致しましたが、それも本来の姿に戻す事も難しくなるので避けました。 またしても憶測ですが鐔職人による作かと思われるのは透かし技術が見事な部分と笹の葉であろうデザイン、湾曲を描く上部の膨らみが見事に蓋のホヤとしての役割を果たしているところが江戸時代の粋な技術であるのが見受けられます。 ご覧の向付は単品販売も同時に行なっており1客のみ現存している為、単品で完売となりましたらご覧の香炉も完売となります。 ホヤ部分だけをご希望の場合は向付代金を差し引いて販売可能です。 お手元の器でサイズが合うものがございましたらお声がけください。 ホヤ:直径7.9cm×高さ1.5cm 鉄の太さ(周囲の円:5mm)爪3箇所 伊万里赤絵向付1客←向付単品ご希望の場合はこちらの商品名で検索してください。 向付サイズ:直径8.5cm×高さ6.5cm/税込4,950円で販売しております。 ホヤ代金はプラス税込11,000円としております。 ご覧のページの商品価格は上記金額の合算となります。 江戸時代で時代も合わせました。 向付を香炉として楽しむ粋で余裕なお心の持ち主にご検討いただけましたら幸いです。
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大樋焼手炙
¥165,000
本来は一対でした。 1つは完売。 共箱無(共箱は一対用でございましたが箱のみご希望の方に差し上げました) 直径23cm 耳含直径28cm 高さ20cm 幕末明治期 大樋焼は茶道家の憧れ。 内側に大樋焼の特徴、緑色の顔料跡が見えます。 全体的にまとまりがあり非常にセンスの良い手炙りです。 飴色の為、角度により色彩が異なって見えます。 画像は照明や撮影時間により色味が異なって見えております。 現在は鉢カバーとしてのご使用を推進いたします。