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古伊万里染付芙蓉手向付5客
¥165,000
古伊万里染付芙蓉手向付5客 江戸前期 大明年製 直径8.7cm 高さ6.5cm 非常に薄手で磁器の質感の中でもきめ細やかな土を用いて作られた結果でしょうか? 不思議な程、手に馴染みます。 縁には1mmにも満たない厚みを強化しており、器全体の薄さに強度を保たせる工夫がされております。形状と年度への拘り、研究が見事です。 絵付に関しましても、当時の絵師がここぞとばかりに技量を発揮しております。 まず、胴回りに描かれた線と呉須のバランス。 この時代に呉須を濃く描く事は富の象徴ともされていた為、絵師も呉須の濃さをアピールする為にグッと濃い丸を花に見立てて描いております。 驚くのは内側の見込にかけての線と画力です。 器の内側に絵筆を用いて描く場合は、枝の長い筆を使用します。 筆を握る部分も毛とは逆の尻の方を軽く持ち、筆先のバランスを取りながら器を持つ方の手を巧みに動かしつつ描いていきます。
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初期伊万里染付向付1客
¥71,500
直径8.5cm 高さ7cm 非常に貴重な逸品です。 薄造り 江戸初期
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伊万里赤絵向付1客
¥4,950
直径8.5cm×高さ6.5cm 江戸幕末期 伊万里の特徴色、朱色と紺色がバランス良く配置された向付です。 花籠に添えられた牡丹が控えめな美しい絵付け。 見込み(器の内部中央)には菖蒲が描かれております。 江戸期は言葉遊びが粋で菖蒲を勝負とかけているのが時代背景を表している特徴です。 控えめな印象の牡丹に対して両脇には朱色をふんだんに使った覗き窓が器の全体を引き締めております。 毎日の食事にこちらの1客を添えて食べ終わった後に出てくる菖蒲の花をご覧になり「今日も頑張るぞ」というニュアンスで楽しんでください♪ 1客のみ現存 ご検討ください。
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古伊万里染付六角向付 1客ずつバラ売りします
¥66,000
*1客ずつバラ売りします(注意:ランダム発送/選べません) 以前は事務所訪問による選別を承っておりましたが業務時間の圧迫により事務所訪問不可とさせていただきます。お選びになりたい方はご発注をお控えください。 サイズ:直径(角)約9cm(平)8cm×高さ約6cm 江戸初期〜中期頃 呉須の色味が優しい藍色の時代物。 竹林と巻物が描かれております。 見込み(器の内部中央)の絵柄は陣笠でしょうか? とても穏やかな色彩と博学な方が好まれる絵付けで控えめな美学を感じます。 手に馴染みやすいしっとりとした土の感触から戦がなく平穏な江戸時代の柔らかな空気さえも感じられる貴重な器です。 こちら現存数10客ございましたが5客・2客ずつ販売した為、残りの3客でご案内しております。 一生物に相応しい時代物磁器です。 磁器が日本に伝わった頃(磁器が日本で作られ始めた)の物です。 歴史的な資料としても大いに注目される初期伊万里〜古伊万里。 呉須(ごす)等の専門用語がわからない場合は当事務所から発行しております古美術・骨董入門をご拝読いただけましたら幸いです。 とても貴重な物である事が明確になりますと日々使用する度に、なぜ今まで受け継がれてきたのかが使うごとに肌感触でもご理解いただけます。 時代物はご使用になられた時にわかる部分がございますので、もし古美術・骨董デビューされる方でしたら、こちらのような初期伊万里〜古伊万里をまずはじめに所有されるのが最も賢明です。これ以上古い伊万里焼は初期伊万里ぐらいで滅多に存在しない為、こちらよりも古いものは早々お目にかかれません。ということは、無駄遣いがなくなります。 時代毎に特徴があるのが骨董品ですが、時代で選ばれる場合は伊万里焼は江戸初期から日本で生産されたと覚えておいてください。 他で見て確かなものだとわかるようになるには、まず本物の時代物をお手元に置かれるのが一番の目利きへの道となります。 お問い合わせには応じますが、時代鑑定のお問い合わせの場合は上記にある電子書籍をまずはご拝読いただいた上でお声がけください。 *2005年からの鑑定のポイントブログはサイト引っ越しに伴い消去した為、それらの内容をまとめた電子書籍となります。
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伊万里染付印判手微塵花唐草紋様蕎麦猪口/向付3客セット
¥6,600
SOLD OUT
サイズ:直径約8.5cm×高さ約6.5cm 明治時代 印判手の向付・蕎麦猪口としてもご使用可能 印判の特徴が明確に見て取れる繋ぎ目がハッキリとした絵柄です。 微塵花唐草紋様とは細かい花が無数に描かれた紋様を称します。 手描きの江戸時代から伝わる伊万里でも代表的な紋様で数多く生産されております。 それだけ当時も今も人気の絵柄です。 理由として考えられるのはどのような料理にもマッチする嫌味のない絵柄であると共に西洋文化を感じるモチーフと一緒に使用しても馴染みやすい部分も考えられます。 当時の方も今の方も使用頻度の高い絵柄でご覧になられたことも多いかと思います。 こちらは手描きではなく印判です。 手描きのものですとこちらより高額になるので、普段使いで気軽にご使用になられたい方に向いた器です。 3客ございますので、まとめてご検討ください。 バラ売り不可とさせていただきます。
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伊万里染付微塵花草紋様向付/蕎麦猪口5客
¥44,000
サイズ 直径8.2cm×高さ6cm 直径8.2cm×高さ5.9cm 直径7.2cm×高さ5.9cm 直径8.2cm×高さ5.8cm 直径8.2cm×高さ5.9cm 江戸幕末期 蛸唐草紋様に次いで人気の微塵花唐草紋様の向付・蕎麦猪口です。 手描きの微塵花唐草に高台から伸びる櫛高台紋様が当時の流行りを表しております。 伊万里の絵付けの代表的な絵柄で西洋の物と合わせてご使用しても違和感なく使えるのが人気。 5客揃いですが1客極端に小さいサイズのものがあり、それも合わせて手作り感満載の1式です。 蕎麦猪口としては勿論、料理を添えて向付としてもご使用可能。 通な愛好家はコーヒーカップは定番の花唐草や蛸唐草の蕎麦猪口で召し上がっておられる方が多い印象です。 バラ売りはご遠慮ください。 5客それぞれに旬の食材を盛り付けてお楽しみください。 肌触りもしっとりとなめらかな質感の時代物食器。 定番だからこそ親しめる良さが使う事に感じていただけます。
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伊万里染付寿亀甲六角向付6客
¥88,000
サイズ:直径(角)約10cm(平)約9cm×高さ約6.5cm 江戸幕末時代 江戸時代に作られた手描きの向付です。 「寿」の文字から晴れの日用の特別な器だということが伝わります。 亀の甲羅・亀甲を形にした器はおめでたい席で用いられていた証でもあります。 角のあるものは欠けやすい印象ですが、こちらは無傷でしっかりとした造りが日常的にも使える器としてお薦めポイント。 それぞれの歪みが使う毎に愛用品になる不思議は所有された方のみが味わえる特権です。 お祝い事の記念品として所有され代々受け継いで行かれるに向いた一式。 呉須の色味が鮮やかな江戸幕末期に作られた器。 毎日の食卓を彩るアイテムとしてご検討ください。
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伊万里染付若松鶴亀甲紋様茶碗5客
¥38,500
サイズ:直径10.5cm×高さ5cm 江戸末期〜幕末期 亀甲紋様に若松、天を舞うのは鶴。 とても洒落た組み合わせです。 亀を敢えて亀甲紋様で表現している粋な絵付けは江戸時代に作られたもの。 言葉遊びが盛んだった頃の流行りが伝わってきます。 慣れた描き方は細い筆先でサラリと鶴が軽やかに舞う姿を写し出しております。 絵師の画力もそれぞれですが、こちらの器に描かれた鶴の姿をご覧いただけましたら自然を愛する絵師が手がけたものと伝わるかと思います。 肌がとても白く平戸焼きのようにも見て取れます。 とても薄造りですが割れ・欠けなく無傷で5客揃っております。 とても大切にされてきた5客だとお分かりいただける状態です。 内側は敢えて白地のままにされたと思います。 盛り付ける彩豊かな食材を思う存分楽しめる仕様となっております。 あまりにも内側が白いので茶色の点が気になる方もおられるかと思いますが、こちらは作っている工程の中で灰が付着したもので傷にはカウントされません。 より白く美しく仕上げようと切磋琢磨していた時代の作。 ちょうどご飯茶碗に最適なサイズです。 ご家族で楽しまれてください。
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上手伊万里漢文道年製向付5客
¥275,000
サイズ:直径約9.5cm×高さ約7.5cm 江戸末期〜幕末期 とても重厚な造りの向付5客です。 無傷(1客高台に欠けのような跡が見られますが窯傷です/傷にはカウントされません) ずっしりとした重さを感じる向付。 漢文がそれぞれ記されております。 雪解けの話のようです。 漢文のサイドには風景画が描かれており呉須1色で描かれているので水墨画のような濃淡で描かれております。 それぞれの山水画は物語となっているので漢文が苦手な方でもぼんやりと眺めていると自然と人との教えがなんとなく伝わってくる器です。 滅多にないお品物で貴重な逸品の為、古美術蒐集がお好きな方にお薦めさせていただきます。 バラ売り不可。 家宝になるお品物です。 以前、バラ売りご希望の方で香炉にしたいとお申し出がございましたが、こちらは本来の器の使い方を推進致します。 古美術・骨董品は所有された方の責任でお好きなようにお使いいただくのが基本的に醍醐味ではございますが、これ程の作となりますと本来の器の用途を正しくご理解いただける方に所有していただきたく存じます。 お料理好きな方や日本料理屋さんでしたらお店の自慢となる器です。 5客揃いでご検討くださいませ。
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伊万里染付松竹梅向付5客
¥18,700
サイズ:直径9.5cm×高さ6.5cm 江戸末期〜幕末期 側面・見込み(器の内側中央)共に松竹梅が描かれております。 とてもシンプルに描かれた側面の裏は無地で白の空白が美しい器。 料理を際立たせるシンプルな器です。 とても薄造りなので残念なことに5客それぞれに欠けが生じておりましたので金継ぎを施しました。 小さなハマグリ(欠け)の部分は全て生漆による修理です。 金継ぎ代金は含まれておりません。 縁は輪花で位の高い方が所有されていた事が多く特注品かと思われます。 口が若干広がっているので盛り付けやすい器です。 呉須の色彩も控えめなのでお手持ちの器と合わせやすいかと思います。 向付の中でも少し大きめで小鉢というよりかはご飯茶碗を一回り小さくしたサイズです。 小鉢では量が少なすぎて、ご飯茶碗ですと料理用の器としては‥といつもお考えの方でしたら向いている器です。 初心者の方にも手に取りやすい価格にしました。 ご検討ください。
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平戸鶴山水画向付 小鉢 5客
¥16,500
サイズ:直径12cm×高さ4.7cm 平戸焼 明治時代 肌の白さを極めた平戸焼きの小鉢です。 小皿に深みをもたせた形状で使いやすい大きさです。 山水画に月(太陽?)が登り鶴が2羽羽ばたいている図柄です。 静寂な日本古来からの風景に金彩を添えて明るさをもたらしている小さな絵画のような器。 山水・月の縁取りに金。 鶴は金に縁取りが朱色。 藍色・朱色・金色の3色を見事なバランス感覚で描き上げた控えめな日本画です。 サイズ感からも気に入っていただけます。 毎日気軽に使用したい方にお薦め。 側面にはさりげなく山の漢字が絵となって描かれております。 口の広がりがある小鉢をお探しでしたらこちらは的確かと思います。 ご検討くださいませ。
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伊万里白磁龍雲陽刻紋様向付2客
¥33,000
直径10.5cm×高さ5.5cm 江戸幕末期 龍がぐるりと施された向付。 意気揚々とした表情の龍に雲というモチーフは向付の形状からも見受けられます。 輪花に部類する形状ではございますが雲を模しつつ花のようにも感じられる表情豊かな器です。 陽刻(ようこく)による凹凸が陰影の美しさをもたらしており、その美しさから海外の方からも好まれる器です。 手に取るたびに感じられる凹凸は龍の鱗1つ1つまで丁寧に作り上げられております。 白磁ではございますが若干の青みがかった釉薬が、まだ純白にまで辿り着く工程前の時代の作というのがわかります。 薄らと見られるブルーにより、こちらの器の場合は空の色のようにも感じ取れる非常に清々しい作となっております。 2客組でお持ちいただき両方の龍の表情を見比べてください。 画像にあります凸とヒビのように見られるものは窯傷で作られている工程で灰が付着したものと釉薬の剥げの為、傷にはカウントされませんので修理の必要もございません。ご安心ください。 料理との相性が良い無地の若干青さを感じる器です。 ほうれん草や胡瓜(きゅうり)等の緑色や人参やトマト等の赤や煮物類の茶色、黄色やクリーム色と様々な食材を盛り付けて表情の豊かさを常に感じられる嬉しい器です。 最後に龍の指の数は3本です。 皇帝のような身分の高い方は5本指の龍をお使いになられます。 こちらは3本ですので気兼ねなくご使用ください。 空想の生き物である龍をこれほどまで立体的に小さな器に落とし込んで作られた陶工の技術が有難くも感じられる器です。 非常に品が良い作りです。 四季を問わず日常的にご使用ください。
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伊万里染付輪花向付2客
¥33,000
直径9cm×高さ7cm 江戸幕末期 よくある輪花(花の形をした縁の作りの事)とは異なり、角を立てるような縁取りが珍しい向付です。 その形状・型にまずは目が向きます。 そして何よりも嬉しいのは厚みのある重厚な作りで凡そ4mm程の厚みで作られており、それが全体的に統一された厚みのため重さは感じることはなく丈夫でシッカリとした作りです。 骨董初心者の方が初めにこちらを所有されましたら使う事の楽しさと気軽に使っても良いという意味がお分かりいただけるお品物です。 恐る恐るてにするような器ではなく安定感がありグラつきもない、古い器の中でも均一に作られている為、今作られている食器をお使いの方でも馴染みやすい器です。 贈り物としてもこちらでしたら初心者の方でも喜ばれるかと思います。 呉須の藍色(ブルー)も鮮やかな幕末期の色ですので今の方には馴染みやすいですね。 縁の部分に箸を添えてみてください。箸が転がらない江戸の粋な器です。 蒐集歴が長い方は櫛高台にご注目ください。 アレンジされた櫛高台の絵付けから珍しさにお気づきになられるかと思います。 全体的に描かれている花はなんの花でしょうか?その周りには蛸唐草のように蔓状の唐草がギッシリと描き慣れた筆遣いで描かれております。 見込みにも謎の花。 花の種類が断定できない所が四季折々使えるので逆の発想で謎のままお楽しみいただける器です。 こちら20客程ございましたが後半になるにつれバラ売りご希望者が増えたのでバラして販売をして参りました。 手元に2客残しておこうと温めておきましたので、ご興味のある方はこの機会にご検討くださいませ。 とても使いやすい器です。 蕎麦猪口としてもご使用可能です。
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<修理中>伊万里柿右衛門様式白磁輪花陽刻向付4客
¥48,400
SOLD OUT
12.5cm×高さ3cm弱 江戸中期 <ご注意> こちらは只今、修理中の為、お届けまでにお時間要します。 仕上がりは生漆のみ(画像の茶色い部分を塗り重ねる工程を数回)を予定しております。 漆が乾きましたら発送とさせていただきます。 *金継ぎご希望の場合は修理工程中でしたらご希望を承りますが金代のみご負担ください。 江戸時代の白磁です。 明治〜大正、昭和とは異なる不純物が混ざる器の表情は日本の侘び寂びを感じさせます。 当時は窯の温度が一定に保たれておらず器の配置場所により焼き締め・本焼きの表情が1枚ずつ異なります。 灰が付着したままの仕上がりも江戸時代の器に見られる景色です。 今現代の器に慣れておられる方は黒い点が気になると仰る方もおりますが、そのような場合は好みの問題ですので古美術・骨董品の蒐集は控えられた方が賢明です。 完全なる白と歪みのない形状を目指していた時代の試行錯誤が見受けられる味わいのある器です。 白磁のシンプルな器も様々ございますが、こちらは花の形に形成された上に中央・見込みには花蕊(かずい=雄蘂・雌蕊)が陽刻の凹凸により表現されております。 今でこそ、ご覧のように器が花形で作られているものは一度は目にされた事もあるかと思いますが、当時の方々はなんとも洒落た粋な器として愛でられたことでしょう。 肌もほぼ白に到達した技術を誇らしげにされた陶工の表情も浮かびます。 実際に食材を盛り付ける部分は直径7.5cm程です。 様々な料理や菓子を添えてみてください。 花びらが引き立ててくれます。 醤油皿としてご使用になられる場合は中央の凹凸がくっきりと浮かび上がり美しさも倍増です。 4客それぞれ縁や高台に小さな欠けが生じておりましたので修理代金は当事務所負担とさせていただいた上でのご案内です。 優しい表情の花の器。 ご検討ください。