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中国紫泥竹急須煎茶
¥28,600
サイズ (取手含) 口から取手16cm 7.7cm×8.8cm 高さ7cm 蓋が寸法狂わずぴったりと収まる技術に惚れ込んで仕入れました。 竹をモチーフにした枠なデザインです。 四角い形状の強度を増す工夫をデザインでカバーしている部分が洒落てます。 それぞれの面に櫛で凹凸が施されております。 急須を手のひらでゆっくり回す作法の際に滑り止めの役割を果たす優れもの。 煎茶道を志す方が作られたと思われる節が所々に見受けられます。 作者を中国と台湾の同業(ディーラー)と一緒に数年間調べましたが、残念ながら特定できませんでした。 彼らも面白いと繁々と眺めておりました。 (彼らには当方が店舗経営をしている頃、3.11の際、中国からは懐中電灯などの物資を無償で送っていただきました。台湾の方は震災後1ヶ月もしない頃に訪ねてきてくれました。余震が続く日本で揺れるたびに怯えながら台湾のお菓子をカバンから取り出しては「ぢちん‥‥ね」と私に手渡してくれたのが印象的です。美術を通じて金銭・商売だけでなく人情味溢れた友好関係を保っていただき、今も感謝しております。国内の同業者以上に信頼のおける古美術商ディーラーは存在します) 余談でした。失礼しました。 ご覧の急須は未使用品と思われる美しい状態から第二次世界大戦後の作とします。 緑茶は勿論ですが、醤油をいれたりソースを入れても洒落てます。 日常使いで味わいを増す土物の為、使い方次第では色艶が変化します。 育てる楽しみを料理やお茶と共に味わいください。 *中国の茶人から教わった蓋物を急須代わりに淹れるお茶を近日中にYouTubeでご紹介させていただきます。
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古伊万里赤絵鳥紅葉稲架掛(はさかけ)煎茶碗5客揃 お猪口
¥22,000
サイズ:直径約7cm×高さ6cm 江戸後期(1700年代後半) 高台が大きく広がる形状の時代物。 5客揃いです。 秋をモチーフにした絵付けです。 稲を干した葉稲架掛(はさかけ)が特徴的な器です。 赤と緑の紅葉が舞い散り、鳥が羽ばたいております。 稲刈り後の日本全土に広がる風景で当時の方は実りの季節に感謝して過ごされていたことでしょう。 今でこそ年間を通じて食料が満たされておりますが当時の方はその時々の旬の食材を豊富に収穫できることが次の季節を迎えるにあたり真剣な作業だったことは想像できます。 所々、釉薬が跳ねて下地が出ている部分がございますが、こちらは時代物の証ともなります。 傷や不良品ではございません。骨董初心者の方は予めご理解ください。 蒐集歴の長い方でしたらお分かりになられるかと思いますが敢えて記載させていただきました。 縁に施されていたであろう金彩は剥げております。1客は貫入が見受けられます(使用上問題がないと判断し、そのままの状態です) 高台も虫食いのような小さなホツとまでは言えない凹がございますが総じて使用上問題ございません。 *専門用語を用いましたがご不明点がございましたらお調べいただくかお問合せください。初心者様用の電子書籍のご案内もございます。 *貫入の修理に関してはお問い合わせください。器を削る工程が生じますので別途修理費ご負担となります。 見込み(器の内側・中央)には幾何学文様が描かれております。 太陽のようにも見受けられますが断言できません。 こちらの器の特徴は寸胴である姿形からは想像できない程、口当たりが薄く繊細な作りです。 色彩で申し上げるべき箇所は、緑茶の発色に成功した当初のものです。 きっと、身分の高い方がお使いになられたであろう軽量な作りも特徴です。 そして絵付けに関しては描き慣れた絵師の筆跡がわかります。 特に鳥が見返りながら羽を広げて羽ばたく姿が観察力の賜物。 予め呉須(青)で下絵となる輪郭を描いた上に金彩で鳥と稲が描かれております。 紅葉は赤く紅葉した葉が金の輪郭で緑色の葉は珍しい黒に近い墨色で輪郭を縁取っております。 当時は呉須だけでも貴重であった為(まだ、この時代の呉須は国産です)色絵となりますと、開発された技術を取り入れてお披露目されたのではないかと思われる色彩です。 非常にバランスよく胴回りにぐるりとモチーフが描かれておりまして、どの角度から見ても清々しい日本風景に仕上がっております。 写真にあるりんご、レモン、バナナはサイズ見本です。 片手に納まる小さな器で酒器としてご使用になられても良いサイズです。 煎茶碗としましたが、お猪口・酒器としてご利用可能です。 座りが良い(安定感がある)軽量なお猪口をお探しでしたらご検討ください。 さいごに、お料理を少量添えても素敵です。 1セットあると便利な大きさです。 下にお盆を敷いて毎日必ず食す健康を意識した食材を添える器としてもお薦めさせていただきます。 *最近、バラ売りご希望のチャットが増えておりますが、なるべく今まで揃い物で残されてきたものですので「組」での所有をご検討ください。バラしてしまいますと二度と一緒にならないので我々の世代だけでなく後世の方々も手書きを見比べてみたり揃いで客人を招いたりと楽しんでいただけるように受け継いでいただけましたら幸いです。バラすのは簡単ですが揃えるのは不可能に近いので、ご理解ください。当方では自分の時代だけが良ければ良いとの考えでは務めておりません。ご了承願います。 =ご提案として、ご家族やご友人と2:3で分けて所有される方も当方の顧客には多いです。やっぱり、5客欲しかった‥‥となる時が来ますので、その時に備えて、お声がけできる関係性の方と相談の上、所有される方がほとんどです。 =以前は当方で残り2客を保管したりもしておりましたが、引き取りにこない方もおりました為、販売時には揃いを推進しております。
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伊万里染付龍雷文碗5客組
¥22,000
サイズ:直径約12.5cm×高さ6.5cm 江戸幕末期 3本指の龍です。 逞しい表情の龍が器にぐるりと一周、描かれております。 天を見上げる姿から、まだまだ上昇していきそうな勢いを感じます。 見込み(器の内側・中央)には松竹梅 縁取りには細い線描きで雷文(らいもん)/ラーメンの器で定番の絵柄です。 なます皿よりも高さがあり、小皿よりも一回り大きい。 探してみると割と見つけにくい器です。 大きなサイズの蓋物碗に時々あるサイズで、ご飯茶碗よりかは大きめです。 なかなか出会えないサイズとも言えます。 作られた当初は煮物類を盛り付ける器として汁物対応の器として作られたと思われます。 絵柄が龍のみ!というのもシンプルな発注で絵師も見事に5客に描き切っております。 端午の節句に登り龍と称してお使いになられてもよろしい器です。 鯉の滝登りから、登り龍、その姿がこちら!という塩梅で鯉のぼりや兜と一緒に愛でても風流です。 雷紋が料理を囲み額縁のような役割を果たしてくれます。 ご飯茶碗・刺身皿・煮物碗・スープ・サラダ 使い道が広がる器としてお薦めいたします。 呉須(青・藍色)も優しい色彩です。 絵柄のモチーフとは真逆に主張しない控えめな器ですので、お手持ちの食器と相性が良いと思います。 又、龍は人気の絵柄で、当時、これほどまでに絵師の中で龍を描けた方も少ないと推測されます。 器で龍が登場する場合、簡略化された文様のように描かれているものを見かけますが、こちらは水墨画を思わせる一色で見事に描いております。 *例えば↓このような龍のモチーフは時々出会えます。 https://nozomiart.base.shop/items/82583218 https://nozomiart.base.shop/items/78613287 当時の特注品が当方取扱品では殆どですが龍を描ける絵師が限られていたと思われます。 中国伝統の描き方をされていると見受けられます。 ご覧の器は大変、貴重で珍しい5客とも言えます ご子息、お孫様が男子のご家庭に特に向いている出世をイメージさせるモチーフです。 贈り物にされてもめでたい絵柄です。 勝負事(受験や就職活動、スポーツ)を控えているご家庭にも最適! 江戸時代から現代まで受け継がれ無傷の奇跡的な5客。 ご検討くださいませ。 *高台に若干の凹みが生じているものがございます。傷にカウントしない範囲です。骨董初心者・神経質な方には当方取扱品は向きません。ご了承ください。 *バラ売り不可/何卒、ご了承願います。
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備前焼 葉型小皿(豆皿・茶匙・箸置き)/5枚セット|自由な使い方を楽しめる器
¥9,900
約20年前に同業(古美術商)の方(当時80代)より譲り受けた備前焼の葉型小皿です。その方も「使い道は不明だが面白い形状なので仕入れた」と仰っていました。 当方の見解では、**豆皿・箸置き・茶匙(お茶葉をすくう道具)**などとして使える用途の広い器です。おそらく豆皿として制作されたものと推察しますが、使い道は所有者に委ねられた「遊び」のある骨董品です。 【詳細】 サイズ:長さ 約9.5cm × 幅 約5cm × 高さ 約1.2cm(厚み 約3mm) 素材・技法:備前焼(窯印なし) 時代感:大正〜昭和期と推定(銘なしのため明確な断定はできません) 数量:5枚セットでの販売/バラ売り不可 ※手元には計9枚ございますが、うち1枚は葉先に欠け、3枚は使用感が強いため掲載を控えております。ご希望があればお問合せください。 【質感とデザイン】 土の質感から備前と判断しています。茶褐色の素朴な色合いは、まるで枯葉のような風情。葉脈は凹凸で繊細に表現されており、自然の美しさを感じさせます。 【使用アイデア】 豆皿として:高台がないため不安定ですが、和紙を軽く濡らして敷くと安定感が増し、演出効果も高まります。 茶匙として:どちらを手前にするかはお好みで。お道具としての遊び心をお楽しみください。 箸置きとして:ティースプーンサイズのカトラリーも自然に収まります。 料理屋様へ:お盆や7寸皿に、湿らせた和紙(1〜2cm角)を敷き、その上に置くことで、季節感を演出できます。秋冬に限らず、春には桜色の食材を添えるなど、工夫次第で通年お使いいただけます。 長年手元で愛用しておりましたが、関心を持たれる方が増えてきましたので、このたびご案内いたします。 会話のきっかけにもなる、ちょっと不思議で味わい深い器です。 茶道具としてもぜひお楽しみください。 ※発送はレターパックも対応可能ですが、破損防止のためヤマト便を推奨しております。 ご希望やご質問がございましたら、お気軽にお問合せください。
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極小煎茶急須
¥27,800
サイズ:直径10cm 高さ7cm 手のひらサイズ 珍品・絶品 昭和戦後 作家物 全て磁器による作です。 蓋の上部(つまみ部分)が捻ると回ります。 上物の茶釜にある蓋のつまみような作りになっております。 どのようにして作られたのかは不明です。 蓋の裏は1つの穴のみで、つまみ部分は蓋に上手におさまっております。 素晴らしい発想と技術、そして挑戦です。 茶道を志しておられた事が伝わる作者のチャレンジと技術の賜物。 茶釜で見られるつまみが回る上物を真似て作られた磁器の急須。 茶釜の原材料は主に鉄や銅製、鋳物の為、ご覧になられた事がある方も多いかと思います。 陶磁器で器の一部分だけが回る仕組みで良く見られるのは花器や香炉等の耳の輪っか。 耳の輪っかでさえ、陶工の技と技術がないと仕上がらない(粘土が付着してしまう為)あまり作られない技法です。 耳の場合は窯で焼いて取り出した後に叩いて付着している部分から外します。 ご覧のつまみも、おそらく、その工程で作られているのだろうと予測しております。 以前の所有者も同じことを申しておりました。 以前の所有者は当方が店舗開業時の頃から陰ながら支えてくださった修復師の方です。 既にご隠居されておりますが、その別れの際に受け継いだ品々の中の一つです。 当たり前ですが数十年と修復を行なっていた方ですので陶磁器の目利きは確かな方です。 その方も蓋のつまみが回る仕組みに惚れ込んで所有されていたと仰っておりました。 作者から直接、購入されたようですが作り方をお聞きしてもはぐらかされました。と笑っておりました。 初期伊万里を思わせる呉須の配色も優れております。 呉須の発色を研究・追求されていた方と見受け取れます。 淡い藍色が初期伊万里の頃と似ており骨董蒐集家の持ち物と並べても違和感なくお使いいただけます。 微塵花唐草文様をイメージされて描かれたと思われる絵付けも可愛らしく姿形と、全体的に愛らしい存在の急須です。 作者の研究心までも眼福の逸品。 実際にお使いになられてみてください。 茶葉が急須の中で広がり、お湯の温度が程よい頃を手のひらで感じられます。 修復師でありながら目利きの方のコレクションの中で不思議な存在感を感じた急須。 作者の巧みな技術がお分かりになられる方でしたら使うたびに感動を与えてくれる急須です。 蒐集歴の長い方にも薦め致します。 *ご覧の急須には市販されている急須にある穴は敢えて作られておりません。おそらく、回るつまみ部分から空気配分を計算されてお作りになられております。 <豆知識> 急須の蓋の穴は、急須の注ぎ口に対して逆側(向こう側)になるように閉めます。 そうする事により、お茶を注ぎ淹れる際に空気が急須の中に取り込まれ、中で茶葉が回転します。 それにより味わい深いお茶が楽しめます。 店舗の頃にご来店された方には必ずお茶を淹れておりましたが「どうしたら、こんなに味が出るの?」と聞かれた女性がお一人だけおられました。 急須の蓋の穴をコッチに向かせるのですよ。とお話しすると驚かれておりました。 穴の向きだけで味が変化します。お試しください。 ご覧の急須は、穴の向きを気にせずにお使いいただけます。 楽を追求された急須とも申せます。 お気に召されましたら、二度と出会えない珍品です。 ご検討ください。
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九谷六歌仙蓋茶碗一対
¥66,000
サイズ 大:直径7.7cm 高さ9cm 小:直径7cm 高さ6.5cm 明治九谷 一見、重厚な作りに見受けられますが、非常に薄造りで軽量です。 銅製のような色部分は磁器による鉄分を用いた発色。 その上に金彩を施している実に繊細な磁器による湯呑です。 夫婦碗となります。 蓋に施された繊細な絵付が碗と調和し、全体を包み込むように描かれているのが特徴です。 そして、何よりも内側に着目頂きたい器です。 六歌仙が書かれております。 *六歌仙(ろっかせん) 平安時代の代表的な歌人6人の総称です。 僧正遍照、在原業平、文屋康秀、喜撰法師、小野小町、大伴黒主の6人を指します。 現代の技術でも内側の見込にかけて「書く・描く」技術は受け継がれている技法ですが、殆ど見かけません。 <描き方の基本> 内側に絵付けや文字を見込みにかけて描く(書く)場合は、柄の長い筆を使います。 右手を柄の先(尻)部分に。 左手で器を回しながら筆先で描きます。 ご覧の器は絵付師が胴回(外側)を担当し、内側は書の才がある方が書かれたと思われます。 蓋を開けた瞬間に達筆に書かれた文字に見惚れる器です。 焼締後の寸法まで配慮し蓋物が完成します。 それを大小となる夫婦碗として適切なサイズで仕上げております。 ゆっくりとお茶を召し上がりながら、内側の譜を愛で、蓋の中央から広がる文様(こちらは唐物が日本に伝わった当初からある文様)を愛でてください。 お祝い事や記念に。 <使い方のポイント> 煎茶は当時は高価な飲み物でした。 庶民は無垢の碗で白湯を飲んでいた時代から、ようやく「お茶」が一般家庭に浸透した後の頃に作られた湯呑みです。 蓋がある器でお茶を出される席に招かれましたら、必ず「茶托」に添えられてお茶を出されます。 その際に、蓋を開けて、どこに置けば良いのか?迷われる方が多いのですが、蓋の内側を上に向けて、茶托とテーブルの隙間に差し込むようにして置きます。 蓋の内側をテーブルにそのまま置いてしまいますと湯気によりテーブルが汚れてしまいますので、ご注意ください。 *もしティーカップの作法などもお聞きになりたい場合は、お問い合わせください。軽く記載しますと、ティーカップの場合は砂糖やミルクを混ぜるスプーンが手前に添えられてきます。お使いになったスプーンはティーカップの向こう側に添えてください。ソーサーの上に添えてください。テーブルに直置きはNGです。 招かれる側、招く側も小さな所作ではございますが、配慮がありますとスムーズなお時間をお過ごしいただけます。 ご覧の湯呑みの場合、下に茶托を敷くのが面倒に感じられましたら布製のコースターでもOKです。その場合も布の上に蓋の内側を上に向けて添えるとテーブルが汚れません。 少々がなくなりますが、当方で取扱のある煮物碗のような蓋物は蓋を裏返した際に高台が平なので小皿としてのご使用も推進しております。 しかし、こちらの蓋は先が尖っている取手となりますので、裏返しての使用には向きません。 形状をご覧になられるとご理解いただける部分ではございますが、念の為、追記いたしました。 長文、ご拝読いただき恐縮です。 とても素晴らしい作風です。 ご検討ください。
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萩焼萩殿窯猪口 煎茶碗5客
¥22,000
サイズ:直径5.8〜6cm 高さ5cm 共箱無有 昭和 萩殿窯 未使用のまま保管 萩焼の優しい風合い。 手に取る度に土の優しい肌触りに安心感を覚えます。 お猪口・盃・煎茶碗としては勿論、お料理を添えても素敵です。 春:菜の花・山菜・薇・蕗 夏:胡麻豆腐・塩昆布・めかぶ 秋:実りの果物・柿・栗 冬:黒豆・いくら 等 年間を通じてお使いいただけます。 特に秋・冬・春先に手元にあると柔らかいピンクの色彩が嬉しい器です。 陶器ならではの肌触りと発色に癒されてください。 生涯に渡り、お気に入りの器になるかと思います。 使う度に少しずつ変化していく「育てる器」の極小版です。 お手元に届きましたら記念写真を撮られると陶器の育ち具合が分かるので、スマホ時代の今、お試しください。 陶器本来の楽しみをお孫さんの代へ、更にもっと、ずっと長期に渡り、お楽しみ頂ける器です。 小さなお子様の陶器デビューとしても最適なサイズです。 <ご提案> 3月のひな祭りや5月の端午の節句に、ほんの一口分の酢飯を添えて、上にタコ・イカ・いくら・まぐろ・錦糸卵などを添えてミニチュア寿司丼を! きっと小さなお子様も喜んでお手伝いしながら器の感触を自然と身につけて覚えていただけるかと思います。 大人の皆様には日本酒をお召し上がりになる際に、少しだけ表の面に日本酒を塗り込んでみてください。 育ちが早いとされる日本酒と陶器の相性がマッチして、色艶が徐々に落ち着いた雰囲気に仕上がってきます。 一度や二度では変化しませんが、長年お使いいただきますと、しっとりとした艶肌に育ちます。 お煎茶でご使用の場合は季節に合わせて茶托を変えてください。 正月の初釜にも最適な萩焼です。 お煎茶道を志す方でしたら、お分かりいただけるかと思います。 使い方は所有者の自由です。 型にハマった使用方法以外にも楽しめる使い方を推進いたします。 飲食店でしたら、気の利いたお盆を敷いて器を客人にお出しになり、手作りの為、表情が若干異なりますのでお好きなものをどうぞ。という一言により、招かれた方はじっくりと器を愛でて酒を楽しめる時間となります。 心遣い一つで特別なお時間をご提供できます。 お試しください。 ご家庭でも同じように父用・母用・祖父母用と選んでみてください。 この場合は、おそらく翌日には誰がどれだか分からなくなりますが、じっくり観察する「遊び」として届いた際に愛でてください。 余裕のある時間を提供する器です。 万が一、割れてしまっても金継ぎが景色となりますので、その際には修理に出してください。 ご検討の程、よろしくお願いいたします。
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<修理済>伊万里柿右衛門様式急須
¥22,000
江戸初期の柔らかい色彩 銘無 13cm×10cm 高さ12cm 取手部分まで絵付有 *先人の修理部分を更に生漆にて修理いたしました。 使用上問題ありません。 一対(いっつい)で販売しておりましたが1つの方を所有された方と話し合い、修理跡のある方を手元に残しておきました。 本来は一対でしたので中国茶のような使用に用いる茶事道具です。 柿右衛門様式の柔らかい色彩とフォルム、そして何よりも白を極めた肌。 珍品です。 直し箇所がございましたので修理代金当事務所負担として販売価格は商品代金のみとしております。 あまり出回らない代物ですのでご検討下さい。 *自然光撮影に努めております。白地がわかりやすいように凡ゆる天候の日に撮影しております。
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萩焼 極小ティーカップと湯冷まし
¥16,500
サイズ:ティーカップ直径約5.2cm 高さ3.5cm/湯冷まし直径約6cm 高さ3cm 大正時代 共箱 お煎茶道具かと思いましたが取手が付いているのでティーカップとしました。 割高台で茶道具に長けた萩焼らしい作りです。 湯冷ましでよろしいかと思いますが、もしかすると極小抹茶碗の可能性も有り。 ユーモアを含めた実用性もある極小茶道具としてご案内いたします。 萩焼 坂髙麗左衛門 初代 髙麗左衛門 道忠 / 李敬 ~寛永二十 二世 助八 忠李 慶長一九~寛文八 三世 新兵衛 忠順慶安元~享保一四 四世 新兵衛 忠方 天和三~寛延元 五世 助八 忠達 享保七~明和六 六世 新兵衛 忠清 元文四~享和三 七世 助八 忠之 安永三~文政七 八世 髙麗左衛門 忠陶(玩土斎・松翁)寛政三~明治一〇 九世 髙麗左衛門 道輔(韓岳)嘉永二~大正一〇←こちら 十世 髙麗左衛門 秀輔(韓峯) 明治二三~昭和三三 十一世 髙麗左衛門 信夫(韓峯) 明治四五~昭和五六 十二世 髙麗左衛門 達雄(熊峰) 昭和二四~平成一六 十三世 髙麗左衛門 純子(韓峯) 昭和二七~平成二六 十四世 髙麗左衛門 悠太(冠峯) 昭和六三~ 坂 高麗左衛門(さか こうらいざえもん)は、山口県萩市の萩焼窯元、坂窯の当主が代々襲名している、陶芸作家としての名跡です。 坂窯は毛利輝元によって萩に連れてこられ兄李勺光と共に萩焼を創始した朝鮮人陶工の李敬を初代としており三輪休雪の三輪窯と共に萩藩の御用窯を務め萩焼の本流を代々受け継いでいた家柄でした。毛利氏が萩に城を移した後、萩城下松本村に開窯、二代藩主毛利綱広より“高麗左衛門”の名を賜る。以来、初代より坂高麗左衛門と名乗り2004年当時の坂窯当主、十二代高麗左衛門まで窯が継承された。<省略>現在は十四代。 ご紹介のお品物は大正期ぐらいに作られた道具です。 とても薄造りで手に取ると華奢な印象を与えますが焼き締めがしっかりとされているので丈夫だという事も同時に分かります。 歴史的にも長く継承され続けている坂窯。 ご興味ございましたら非常に小さな器です。 コレクションの仲間入りをさせてください。 実際にお使いになられる場合、特に気にするメンテナンス等はございません。 強いて言えば米のとぎ汁に漬け込み強度を増すような手入れを行いますと更に長持ちします。 育てる器として小さいので試しに現状の続きをお手元でお試しください。 ちょっとした料理(黒豆やいくら)等を添えても素敵です! 使い方はお任せいたします。
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古伊万里染付秋乃図菊紋様煎茶碗
¥9,900
直径7.2cm 高さ約5.5cm 江戸中期-後期 高台に小さな欠けのような凹がございます(1mm程) 作られた当初より、こちらの凹み部分には釉薬がかかっていないだけで欠けではないと判断しております。 普段使いする分には気にならない程度ですので、このままにしてあります。 生漆・金継ぎご希望の場合はご購入時にお声がけください(修理代金は要相談としておきます。ご購入時にお声がけください) 尚、テーブルに傷がつくような心配はありません。 骨董品にはよくある釉薬の剥がれと判断しております。 骨董初心者の方や無傷・完璧を求められる方はご購入をお控えください。 骨董蒐集に慣れておられる方でしたら「よくあるね」程度の凹みです。 又、見込みの黒い点は窯で焼かれた際に付着した灰被りの跡です。汚れではございません。 渋い呉須の色がお好みの方用 コバルトブルーの呉須を用いる以前の染付です。 骨董好きの方へ、ちょっとしたプレゼントにもちょうど良い粋な江戸期の作。 手描きの温かみを感じつつ簡素化されたフォルムと絵柄がいつの時代でも使いやすい作風です。 非常に薄手の造りです。 しっとりとした肌の質感が穏やかな気持ちを生み出してくれます。 煎茶碗として作られたと思われるサイズ。 口当たりが滑らかなのはこれ以上無い程に薄く成形された口をご覧頂けましたらご納得の使用感である事はお分かりになられるかと思います。 酒器として好まれるタイプでもあります。 お猪口では酒の量が少ないと感じる方が好んで探されてご使用になられる器です。 その際に口当たりにこだわりを持つ方が殆どですが、こちらでしたら、きっと末長くご愛用いただける器になります。 元々が煎茶用ですので、煎茶碗としてご使用になられる際には季節に合わせた茶托を用いると季節毎に味わい深い表情をもたらしてくれます。 煎茶用の茶托に合わせてみてください。 又、日本料理屋では、こちらに少量の料理を盛り付けて7寸皿や漆器盆に添えたりします。 ほんの少しの分量の調味料用としても重宝します。 使い方が広がる小さな器としてオススメ致します。
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古伊万里染付草花紋様煎茶碗
¥9,900
直径7.4cm 高さ約5.5cm 江戸中期-後期 *横からご覧いただく画像の高台に欠けのような凹みが見られますが、こちらは欠けではございません。釉薬・コーティングされておりますので傷ではございませんので、予めご了承ください。=作られた当時からご覧の状態です。テーブルに傷がつくようなことはございません。ご安心ください。 渋い呉須の色がお好みの方用 コバルトブルーの呉須を用いる以前の染付です。 骨董好きの方へ、ちょっとしたプレゼントにもちょうど良い粋な江戸期の作。 手描きの温かみを感じつつ簡素化されたフォルムと絵柄がいつの時代でも使いやすい作風です。 非常に薄手の造りです。 しっとりとした肌の質感が穏やかな気持ちを生み出してくれます。 煎茶碗として作られたと思われるサイズ。 口当たりが滑らかなのはこれ以上無い程に薄く成形された口をご覧頂けましたらご納得の使用感である事はお分かりになられるかと思います。 酒器として好まれるタイプでもあります。 お猪口では酒の量が少ないと感じる方が好んで探されてご使用になられる器です。 その際に口当たりにこだわりを持つ方が殆どですが、こちらでしたら、きっと末長くご愛用いただける器になります。 元々が煎茶用ですので、煎茶碗としてご使用になられる際には季節に合わせた茶托を用いると季節毎に味わい深い表情をもたらしてくれます。 煎茶用の茶托に合わせてみてください。 又、日本料理屋では、こちらに少量の料理を盛り付けて7寸皿や漆器盆に添えたりします。 ほんの少しの分量の調味料用としても重宝します。 使い方が広がる小さな器としてオススメ致します。
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古伊万里染付春草花紋様煎茶碗
¥7,920
20%OFF
20%OFF
SOLD OUT
こちらの商品は完売しましたが同系統の商品をこちらでご紹介しています。 ◾️古伊万里染付草花紋様煎茶碗 https://nozomiart.base.shop/items/87686065 ◾️古伊万里染付秋乃図菊紋様煎茶碗 https://nozomiart.base.shop/items/87685989 直径6.9cm 高さ約5.5cm 江戸中期-後期 *横からご覧いただく画像の胴部分に欠けのような凹みが見られますが、こちらは欠けではございません。灰被りの跡で傷ではございません。予めご了承ください。 渋い呉須の色がお好みの方用 コバルトブルーの呉須を用いる以前の染付です。 骨董好きの方へ、ちょっとしたプレゼントにもちょうど良い粋な江戸期の作。 手描きの温かみを感じつつ簡素化されたフォルムと絵柄がいつの時代でも使いやすい作風です。 非常に薄手の造りです。 しっとりとした肌の質感が穏やかな気持ちを生み出してくれます。 煎茶碗として作られたと思われるサイズ。 口当たりが滑らかなのはこれ以上無い程に薄く成形された口をご覧頂けましたらご納得の使用感である事はお分かりになられるかと思います。 酒器として好まれるタイプでもあります。 お猪口では酒の量が少ないと感じる方が好んで探されてご使用になられる器です。 その際に口当たりにこだわりを持つ方が殆どですが、こちらでしたら、きっと末長くご愛用いただける器になります。 元々が煎茶用ですので、煎茶碗としてご使用になられる際には季節に合わせた茶托を用いると季節毎に味わい深い表情をもたらしてくれます。 煎茶用の茶托に合わせてみてください。 又、日本料理屋では、こちらに少量の料理を盛り付けて7寸皿や漆器盆に添えたりします。 ほんの少しの分量の調味料用としても重宝します。 使い方が広がる小さな器としてオススメ致します。
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天然素材木製正方形茶托5枚 スクエアコースター
¥2,200
8cm×8cm 厚さ1cm (内側正方形6cm×6cm/高台が5cm-5.5cm程の器に向いてます) 春夏用コースター スクエア型なのでどちらが正面かわかりにくいと思いますが、このような場合は表面の線が向かって並行になるようにするのが基本です。 あまりこだわらなくても良いのですが煎茶・茶道を志す方にお出しする場合は気にされるので、なるべく客人から見て正面には『横線』になるようにお出ししてください。 最近はうるさく言われる方も少ないかと思いますが豆知識として記載いたします。 手作業で作られた日本のコースターです。 使用感ございます。気になる方はご遠慮ください。 使う程に味わい深くなっていく素材です。 まだまだ育ててみたいと仰る方にご検討願います。 ガラスは勿論、陶磁器にも合わせやすい茶托です。 高台が5cm以下の器でしたら向いてます!
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天然素材竹製正方形茶托5枚 スクエアコースター
¥2,640
20%OFF
20%OFF
SOLD OUT
9cm×9cm 厚さ1cm (内側正方形6.5cm×6.5cm/高台が6cm程の器に向いてます) 春夏用コースター スクエア型なのでどちらが正面かわかりにくいと思いますが、このような場合は表面の線が向かって並行になるようにするのが基本です。 あまりこだわらなくても良いのですが煎茶・茶道を志す方にお出しする場合は気にされるので、なるべく客人から見て正面には『横線』になるようにお出ししてください。 最近はうるさく言われる方も少ないかと思いますが豆知識として記載いたします。 手作業で作られた日本のコースターです。 使用感ございます。気になる方はご遠慮ください。 使う程に味わい深くなっていく素材です。 まだまだ育ててみたいと仰る方にご検討願います。 ガラスは勿論、陶磁器にも合わせやすい茶托です。 高台が6cm以下の器でしたら向いてます!
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天然素材竹製編 春夏-秋用網目茶托5枚 コースター
¥2,200
直径12cm×高さ1.5cm 高台部分・中央直径5cm 天然素材竹製編コースター 暖かい時季に使用する茶托です。 緑茶が映えるガラスのグラスが似合います。 使用感がございますが型崩れはしておりません。 編み込んだ事により強度がございます。 夏場は特に活躍するコースターです。
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<19年ぶり再販>竹製コースターセット
¥5,500
SOLD OUT
籠:直径14cm×高さ9cm(つまみ含めると10cm) コースター:直径11cm×高さ2cm 懐かしくご覧の方も多いかと思います。 以前、店舗の頃に販売していた職人手作りコースターセットです。 倉庫に閉まったままで在庫が複数出てきました。 全て竹と木製による作 コースターは、一見脆そうな縁ですが塗り(コーティング)がしっかり施されているので丈夫です。 しかし取り扱いの際には縁で茶碗を持ち上げないようにしてください。 コースターを収納する箱も曲線が美しい!と評判でした。 籠を作る技法で作られているのでコースターをお使いの際にはお菓子等を入れてご使用ください。 ちょっとした来客の際に便利なセットです。 コースターを小皿代わりにされている方もおりました。 (水洗い可能/漆器の要領でご使用ください) 現在は生産しておりません。 在庫限りで終了です。 作られた年は平成です。 お探しになられている方がおりましたら、この機会に!
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大正期 伊万里染付波文様湯飲み 2客
¥4,400
SOLD OUT
直径7.5cm×高さ8cm 蔵出し時に共箱で8客揃いで出てきたものですが2客新たに発見されたのでご案内です。 横浜市の某飲食店にお持ちいただいたお品物です。 ご覧になられた方もおられるかもしれません。 2客揃いでご案内いたします。 湯飲みが一般的になった頃に作られた貴重なものです。 それ以前は無垢の椀で白湯等を飲料水として飲んでいたものが緑茶が庶民の間でも広がりつつある時代にようやく湯飲みとして作られた物。 江戸初期から大名家のような位の高い方は磁器を使われていたのが幕末・明治と時は流れて大正時代に気軽に使えるようになったと把握しております。 時代劇でも見かけると思いますが磁器は江戸時代には日本で生産されはじめましたが庶民が使用していたのは無垢の器か陶器で出来た茶碗が一般的です。 こちらの湯飲みは波文様だけが描かれたシンプルな作風です。 葛飾北斎等の絵師が活躍した後に「水」の描き方が定着した時代とも見受けられます。 上物とされる器には、更に波文様の上に兎が飛び跳ねているような図柄がございますが、こちらは至ってシンプルです。 粋な雰囲気が胴周り一周ぐるりと描かれた時代背景を見るのにちょうど良いお品物とも言えます。 この後は日露戦争が勃発し、まだまだ勝ち戦で日本国民の気持ちも豊かな状態だったと思われますが、更にその先の大東亜戦争・第二次世界大戦に向かうとご覧の磁器から絵柄が消え失せます。 今現在、骨董品として最後の絵付けが行われた時代の物でもございます。 お試しに所有されてみてはいかがでしょうか? *時代背景を鮮明に記載したのは呉須の色が薄いので初期伊万里と見間違える方がおりますので詳しく書きました。明治ー大正期頃でもご覧のような薄い藍色の呉須は存在します。見分け方としては高台の作りを見ます。詳しくは当事務所発行の磁器をご案内している電子書籍をご一読ください。
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鋳物茶托6枚
¥25,740
SOLD OUT
直径11cm×高さ1.5cm 昭和 裏銘 盛久 ガラスや陶磁器、どのような素材の器にも合わせやすい優れものです。 茶托としてご使用になられなくとも和菓子の取皿としてお使いいただいても趣のある雰囲気が喜ばれます。 鉄製の為、水洗い後は錆を防ぐように乾拭きを推進致します。