



















<SALE対象外>銀製 竹水墨画 銀箔 扇子 銘正利 薫風
¥55,000 税込
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サイズ:横30cm×縦18.5cm(銀製部分 上部幅1cm 最も細い部分幅3mm)
桐箱サイズ:21cm×3cm×3.5cm
<メンテナンス済み>
燻銀と化した箇所を活かしつつメンテナンスを施しました。
制作段階で墨色と同等の漆黒になるように計算されて作られた銀製部分は作者の思い描いたように時代を経て変色していると思われます。
作った当人も、ご覧の状態は見ることができない発色です。
銀の性質を理解した者しか作れない作風です。
広げる前に柄の繊細な彫りにうっとりさせてくれます。
そして、広げると見事なまでの静寂を帯びた竹林の世界が広がっております。
朝露・夕暮れと様々な時間を想像させる絵付けは水墨画で最も描かれる「竹」をモチーフにした作風で、筆のコシを使い、勢いよく、瞬時に絵筆を伸ばす技法です。
竹の描き方からも分かるように日本画の基礎をおさえた技術が見どころです。
墨の濃淡を上手に活かして奥行きを持たせる技法は様々な分野にも貢献してきた描き方です。
美術を志す方でしたらご理解いただける文章かと存じます。
裏面も程よく、こちらが裏ですと瞬時に分かるように空間を活かした描き方をされております。
颯爽と風が頬に当たるのを扇という形で表現しているかのようです。
竹の香りまで届けてくれそうです。
骨組みは、竹で作られておりますので、ちょっとした心遣いが粋です。
これほどまでに凛とした空気を感じるのは背景となる空白(下地)に銀箔という素材を取り入れたからでしょう。
柄の部分に使われている銀製と同等の変化を見越した銀箔が用いられております。
全体的に時代を経て、まとまった変色・変化を遂げるように作られた扇子。
実は当サイト運営者が気に入って長期保存してはメンテナンスを繰り返してきたものです。
手元に置いてから30年以上は経過しております。
暑気払いの集いに招かれた際には持参したこともございます。
実際に仰ぐ事はせずに愛でて「夏」を感じ、秋から冬にかけては年度終わりを感じるようにガラスケースに入れて飾っておりました。
春は少し華やかな方がよろしいでの桐箱に入れて休ませておりました。
実際に仰いでも大丈夫ですが和紙の劣化を防ぐには、あまり常備しないほうがよろしいかと思います。
茶席に呼ばれる方でしたら注文されますが、人手に渡る度にドキドキするかと思いますので、塩梅を知る方々にお披露目してください。
万が一、銀が黒くなりすぎた場合は当方でメンテナンスを行います。
その際には、修理品として承ります。
紙の部分は修復不可能です。
理由として同じ色合いの銀箔はご用意できません。
ご覧の銀色は時代を経て生み出された銀色ですので、紙部分を修理した際にはダメージ感を出そうとしても限界がございます。よって、修理部分がツギハギ状態になるので修理には応じません。むしろ、そのままの状態で受け継いでいかれた方が賢明です。
技術の進歩を讃えると同時に、修理不可なお品物もある事にご理解いただけましたら幸いです。
長くなりましたが、一目惚れされた方。
多くおられるかと思います。
作者はアンティーク品をご存じの方でしたら銀製品でみかける在銘です。
様々なアイテムを手がけた方ですが詳細できる情報がございません。
しかし、確かにある時代に銀製品を世にひろめた方であることは確かです。
作者を気にされる方や投資目的の方にはお薦めできません。
「いいなぁ!」と感じた素直な方へお届けさせていただきます。
ご検討の程、よろしくお願いいたします。
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