



















【江戸初期】権現谷窯 唐津青手(呼び継ぎ)よびつぎ小皿 no.01
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サイズ:約 直径10.2cm × 高さ3cm|時代保証あり
■ 呼び継ぎの跡が語る歴史の重み
こちらは**呼び継ぎ(よびつぎ)**という金繕いの一種が施された、発掘陶片を用いた小皿です。割れた器の足りない部分を別の器の破片で補い、美しさと実用性を再生させる――侘び寂びの真髄とも言える修復技法です。
当品の呼び継ぎは古い時代に施されたもので、器そのものの歴史的背景と人の手の温もりを感じさせます。
■ 江戸初期の作 – 重ね焼きの跡から読み解く
表面には重ね焼きの跡がしっかりと残っており、古伊万里以前、江戸初期頃の制作と見て間違いないと考えております。
その釉薬のハネや焼成の不均一さもまた、手仕事の時代らしい味わい深さとして楽しんでいただけます。
■ 唐津焼と磁器の転換期
この器の背景には、豊臣秀吉の時代、大陸からもたらされた磁器技術の伝来があります。
初期伊万里の誕生により磁器文化が花開き、それ以前の唐津などの陶器は一時、時代遅れのものとして忘れ去られていきました。
ですが、現代になり発掘や見直しが進む中で、唐津焼のような**「土もの」の深い魅力**が再評価されています。
まさにこの器も、そうした文化の波に乗って再び日の目を見た逸品です。
■ 実用と育てる愉しみ
陶器ならではの吸水性と経年変化による艶
ご使用前に「米のとぎ汁」に一晩漬けることで、強度が増し長くお使いいただけます(陶器全般に有効なメンテナンス法)
小皿としてだけでなく、盃としてもお使い頂けるサイズ感
日々の使用の中で少しずつ育ってゆく器。使うほどに表情が深まり、ご自身だけの一枚に変化していきます。
■ 手のひらに収まる、時代の美学
数百年の時を経て、今、在るこちらの一枚。
過去と現在を繋ぐ歴史と再生の物語を宿した器です。
コレクションにも、日常使いにも。唯一無二の一点を、ぜひお手元でご堪能ください。
呼び継ぎの美とは、欠けを補うのではなく、欠けそのものを美・景色としてみてください。
再生の美を、生活の中に取り入れてみてください。
きっと、ご満足いただけます。
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