古伊万里芙蓉手５枚皿
¥440,000 税込
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江戸前期
直径18.5cm 高さ2.5cm
初期伊万里から古伊万里にかけて
1600年代後期-1700年代前期
若干の貫入が見受けられますが、使用上問題ございません。修理の必要も無し。
１枚高台に欠けがございますがテーブルに傷がつかない為、金継ぎは保留にしてあります。
この時代に、これ程までに呉須を使用できた事は発注元の大名家の財力あってこそ。
描き慣れた絵師による構図バランスが絶妙な丸い空間には爽やかな風も描かれているように感じさせます。
形状も面白く、縁の立ち上がりが直角に上に伸びております。
遊び心か？とおもいましたが、これが全体のバランスを保つ為の形状だった事が手に取るとわかります。
この時代の高台は、予め土を彫りあげるか、後から付け足すかの微妙な時代。
初期伊万里に見られる裏側を削り取る技法も若干残されております。
土の重みに耐えられるように高台は大きく安定感に優れております。
そして、この肌の白さの追求が行われていた時代に、ここまで白に近づけた作風はお見事。
青みがかった釉から無色透明にたどり着くまでの過程がこちらのお皿です。
料理を盛り付ける場合は、四季折々の食材を少量添えて下さい。
器による食の意味合いが目からもご納得頂けるかと存じます。
１枚でも十万越で売買成立するのですが、そうすればいいじゃん！と仰る方は当店と取引はされない方が多く、なるべく揃いで現存していた物はそのまま受け継ぐ事を好まれる方が殆どで、開業当初から、なるべく揃いでを心がけております。
５枚揃でご購入頂けましたら幸いです。
歴史研究家が好まれる皿です。
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