



















九谷六歌仙蓋茶碗一対
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サイズ
大:直径7.7cm 高さ9cm
小:直径7cm 高さ6.5cm
明治九谷
一見、重厚な作りに見受けられますが、非常に薄造りで軽量です。
銅製のような色部分は磁器による鉄分を用いた発色。
その上に金彩を施している実に繊細な磁器による湯呑です。
夫婦碗となります。
蓋に施された繊細な絵付が碗と調和し、全体を包み込むように描かれているのが特徴です。
そして、何よりも内側に着目頂きたい器です。
六歌仙が書かれております。
*六歌仙(ろっかせん)
平安時代の代表的な歌人6人の総称です。
僧正遍照、在原業平、文屋康秀、喜撰法師、小野小町、大伴黒主の6人を指します。
現代の技術でも内側の見込にかけて「書く・描く」技術は受け継がれている技法ですが、殆ど見かけません。
<描き方の基本>
内側に絵付けや文字を見込みにかけて描く(書く)場合は、柄の長い筆を使います。
右手を柄の先(尻)部分に。
左手で器を回しながら筆先で描きます。
ご覧の器は絵付師が胴回(外側)を担当し、内側は書の才がある方が書かれたと思われます。
蓋を開けた瞬間に達筆に書かれた文字に見惚れる器です。
焼締後の寸法まで配慮し蓋物が完成します。
それを大小となる夫婦碗として適切なサイズで仕上げております。
ゆっくりとお茶を召し上がりながら、内側の譜を愛で、蓋の中央から広がる文様(こちらは唐物が日本に伝わった当初からある文様)を愛でてください。
お祝い事や記念に。
<使い方のポイント>
煎茶は当時は高価な飲み物でした。
庶民は無垢の碗で白湯を飲んでいた時代から、ようやく「お茶」が一般家庭に浸透した後の頃に作られた湯呑みです。
蓋がある器でお茶を出される席に招かれましたら、必ず「茶托」に添えられてお茶を出されます。
その際に、蓋を開けて、どこに置けば良いのか?迷われる方が多いのですが、蓋の内側を上に向けて、茶托とテーブルの隙間に差し込むようにして置きます。
蓋の内側をテーブルにそのまま置いてしまいますと湯気によりテーブルが汚れてしまいますので、ご注意ください。
*もしティーカップの作法などもお聞きになりたい場合は、お問い合わせください。軽く記載しますと、ティーカップの場合は砂糖やミルクを混ぜるスプーンが手前に添えられてきます。お使いになったスプーンはティーカップの向こう側に添えてください。ソーサーの上に添えてください。テーブルに直置きはNGです。
招かれる側、招く側も小さな所作ではございますが、配慮がありますとスムーズなお時間をお過ごしいただけます。
ご覧の湯呑みの場合、下に茶托を敷くのが面倒に感じられましたら布製のコースターでもOKです。その場合も布の上に蓋の内側を上に向けて添えるとテーブルが汚れません。
少々がなくなりますが、当方で取扱のある煮物碗のような蓋物は蓋を裏返した際に高台が平なので小皿としてのご使用も推進しております。
しかし、こちらの蓋は先が尖っている取手となりますので、裏返しての使用には向きません。
形状をご覧になられるとご理解いただける部分ではございますが、念の為、追記いたしました。
長文、ご拝読いただき恐縮です。
とても素晴らしい作風です。
ご検討ください。
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