

















極小煎茶急須
¥27,800 税込
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サイズ:直径10cm 高さ7cm
手のひらサイズ
珍品・絶品
昭和戦後
作家物
全て磁器による作です。
蓋の上部(つまみ部分)が捻ると回ります。
上物の茶釜にある蓋のつまみような作りになっております。
どのようにして作られたのかは不明です。
蓋の裏は1つの穴のみで、つまみ部分は蓋に上手におさまっております。
素晴らしい発想と技術、そして挑戦です。
茶道を志しておられた事が伝わる作者のチャレンジと技術の賜物。
茶釜で見られるつまみが回る上物を真似て作られた磁器の急須。
茶釜の原材料は主に鉄や銅製、鋳物の為、ご覧になられた事がある方も多いかと思います。
陶磁器で器の一部分だけが回る仕組みで良く見られるのは花器や香炉等の耳の輪っか。
耳の輪っかでさえ、陶工の技と技術がないと仕上がらない(粘土が付着してしまう為)あまり作られない技法です。
耳の場合は窯で焼いて取り出した後に叩いて付着している部分から外します。
ご覧のつまみも、おそらく、その工程で作られているのだろうと予測しております。
以前の所有者も同じことを申しておりました。
以前の所有者は当方が店舗開業時の頃から陰ながら支えてくださった修復師の方です。
既にご隠居されておりますが、その別れの際に受け継いだ品々の中の一つです。
当たり前ですが数十年と修復を行なっていた方ですので陶磁器の目利きは確かな方です。
その方も蓋のつまみが回る仕組みに惚れ込んで所有されていたと仰っておりました。
作者から直接、購入されたようですが作り方をお聞きしてもはぐらかされました。と笑っておりました。
初期伊万里を思わせる呉須の配色も優れております。
呉須の発色を研究・追求されていた方と見受け取れます。
淡い藍色が初期伊万里の頃と似ており骨董蒐集家の持ち物と並べても違和感なくお使いいただけます。
微塵花唐草文様をイメージされて描かれたと思われる絵付けも可愛らしく姿形と、全体的に愛らしい存在の急須です。
作者の研究心までも眼福の逸品。
実際にお使いになられてみてください。
茶葉が急須の中で広がり、お湯の温度が程よい頃を手のひらで感じられます。
修復師でありながら目利きの方のコレクションの中で不思議な存在感を感じた急須。
作者の巧みな技術がお分かりになられる方でしたら使うたびに感動を与えてくれる急須です。
蒐集歴の長い方にも薦め致します。
*ご覧の急須には市販されている急須にある穴は敢えて作られておりません。おそらく、回るつまみ部分から空気配分を計算されてお作りになられております。
<豆知識>
急須の蓋の穴は、急須の注ぎ口に対して逆側(向こう側)になるように閉めます。
そうする事により、お茶を注ぎ淹れる際に空気が急須の中に取り込まれ、中で茶葉が回転します。
それにより味わい深いお茶が楽しめます。
店舗の頃にご来店された方には必ずお茶を淹れておりましたが「どうしたら、こんなに味が出るの?」と聞かれた女性がお一人だけおられました。
急須の蓋の穴をコッチに向かせるのですよ。とお話しすると驚かれておりました。
穴の向きだけで味が変化します。お試しください。
ご覧の急須は、穴の向きを気にせずにお使いいただけます。
楽を追求された急須とも申せます。
お気に召されましたら、二度と出会えない珍品です。
ご検討ください。
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