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大正期 伊万里染付波文様湯飲み 2客

¥4,400 税込

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直径7.5cm×高さ8cm

蔵出し時に共箱で8客揃いで出てきたものですが2客新たに発見されたのでご案内です。
横浜市の某飲食店にお持ちいただいたお品物です。
ご覧になられた方もおられるかもしれません。
2客揃いでご案内いたします。

湯飲みが一般的になった頃に作られた貴重なものです。
それ以前は無垢の椀で白湯等を飲料水として飲んでいたものが緑茶が庶民の間でも広がりつつある時代にようやく湯飲みとして作られた物。

江戸初期から大名家のような位の高い方は磁器を使われていたのが幕末・明治と時は流れて大正時代に気軽に使えるようになったと把握しております。
時代劇でも見かけると思いますが磁器は江戸時代には日本で生産されはじめましたが庶民が使用していたのは無垢の器か陶器で出来た茶碗が一般的です。

こちらの湯飲みは波文様だけが描かれたシンプルな作風です。
葛飾北斎等の絵師が活躍した後に「水」の描き方が定着した時代とも見受けられます。

上物とされる器には、更に波文様の上に兎が飛び跳ねているような図柄がございますが、こちらは至ってシンプルです。
粋な雰囲気が胴周り一周ぐるりと描かれた時代背景を見るのにちょうど良いお品物とも言えます。

この後は日露戦争が勃発し、まだまだ勝ち戦で日本国民の気持ちも豊かな状態だったと思われますが、更にその先の大東亜戦争・第二次世界大戦に向かうとご覧の磁器から絵柄が消え失せます。

今現在、骨董品として最後の絵付けが行われた時代の物でもございます。
お試しに所有されてみてはいかがでしょうか?

*時代背景を鮮明に記載したのは呉須の色が薄いので初期伊万里と見間違える方がおりますので詳しく書きました。明治ー大正期頃でもご覧のような薄い藍色の呉須は存在します。見分け方としては高台の作りを見ます。詳しくは当事務所発行の磁器をご案内している電子書籍をご一読ください。

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