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錆谷窯 唐津木灰釉(呼び継ぎ)よびつぎ小皿 no.11

¥22,000 税込

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直径(約)10.7cm 高さ3.4cm
江戸初期
時代保証

窯で焼き締める際に灰が舞い、付着した灰かぶりの大きな凸がポイントです。
当時の窯は現在の窯とは異なり、高温に達した際に窯の中で灰が上昇し、それらが舞い散り、焼いている器に付着しておりました。
灰かぶりは江戸から明治まで見られる物で、傷としてはカウントされません。
古美術・骨董品を蒐集される際には、むしろ、それらが味わいであり景色である事をご理解ください。

又、余談となりますが、釉薬がハネていたりする物も傷とカウントされません。
こちらは両サイドによびつぎされた唐津の陶片も同時代の物。

江戸初期ぐらいに直された小皿です。
生漆箇所は今回新たに修理し直しました。

ご使用になられる際には、時々で構いませんので米のとぎ汁に一夜漬けして頂けると、土の粒子がくっつき、より強度が増して長く使用する事が可能です。
陶器のメンテナンス方法として、他の陶器でも米のとぎ汁は有効です。

わかりやすく歴史のご説明をしますと、豊臣秀吉公の時代に遡ります。
大陸から「磁器」の生産方法が日本に伝わり(当時の陶工が日本に渡り‥‥言葉濁しております)現在の有田にて伊万里焼を作ります。
それが初期伊万里とされる1600年代初頭の江戸初期。
昔から新しいもの好きの島国、日本では磁器の白い肌と呉須による藍色の絵付けに魅了されます。
それまで使用していたものはご覧の唐津をはじめとする「陶器」と漆器が主流でした。
それまで見た事もない磁器が献上され、やがて江戸の後期には日本全国に船で磁器が行き渡ります。

それと同時に陶器を、おそらく野暮ったく感じたのでしょう。それまで使用していたものが破棄される事に繋がり、それが現在も発掘されております。

茶人の間で広がった侘び寂びの文化と共に新しいもの好きの日本人。

いつの時代も同じ事を辿る訳ですが明治維新後からの急激な変化の中、大正-昭和と戦時をのりこえ、改めて日本国土の様々な事が見直され、こうして、発掘されて、今現在は希の元にございます。

釉薬等も時代毎に変化するのですが、陶器は使い毎に艶やかになる特徴を秘めております。

小皿としてお使いになられるのは勿論。
盃としてもご愛用いただけます。

これからも益々色艶輝く小皿に仕上げてください。
ご興味ございましたら貴重な1枚をお手元へ。

*呼び継ぎとは=金繕いの技法の一種で割れた器の破片が一部足りない場合、他器の破片を利用して埋めたもの

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