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九谷葉紋様小皿5枚

¥55,000 税込

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直径12cm×高さ2.5cm
明治期
絵:シダ類=維管束植物のうち胞子による繁殖を行う段階にある植物の総称。
*九谷焼は現在も研究段階にあるやきものです。

九谷の代表色、黄・紫・緑で画面いっぱいに元気よく描かれた植物。
小皿として嬉しい控えめな印象を与える葉紋様は食材を引き立ててくれます。

四季折々、旬の食材を少量添えて年間を通じてお楽しみください。
南国を感じさせる葉はシダ類。子孫繁栄の意味合いも込められていそうです。
虫食いの跡を敢えて描く部分が日本人の侘び寂びの心を感じさせてくれます。

背景が黄色なので華やかさがあり、緑と紫で表裏を描いた葉はとても細い線画によるもの。

料理の際に下に葉を敷いて持て成す食事を想像してみてください。
そのような要領でお使いいただけると料理も楽しくなってきます。

取皿としてテーブルに並べておくだけでもアクセントとなる小皿。
黄色の発色に成功した九谷の色。
他のやきもので黄色を探すとなりますと瀬戸等もございますが、やはり代表は九谷です。

現在作られている九谷焼も過去の献上品であった歴史を踏まえて、とても丁寧な作りが多く高級品というイメージを保っております。
ご覧の小皿は手描きによる古の絵師による作。
どこか歪んだ姿も温かみを感じます。
時間を忘れ愛でる器としてもお薦めです。

裏が角福の印。
高台の内側にも黄色を施す凝った作りが粋な逸品です。

現代の九谷を律した姿とすると、こちらは少々横に姿勢を崩したような印象で人間味のある器とでも申しましょうか、使うごとに愛着が湧く器です。

1枚ずるにバラしてしまうには惜しい程、無傷で残っておりますので5枚まとめてご検討ください。

九谷焼=石川県
日本海側の絵師が南国の絵柄を描く場面を想像してみてください。
過去にも大聖寺焼でハイビスカスが描かれた幕末の7寸皿も当方で販売した事がございます。どこか想像しながら描いたのではないか?と思えるぶっきらぼうな描き方が味わい深いです。
日本では象を想像して描いた日本画も存在します。
絵師は今でいうスケッチを筆で行なっていた訳ですが、描き慣れたモチーフと想像や聞いた情報を元に描いた作品も実際にございます。
九谷焼は大名家に献上品を納める窯です。
きっと特別発注でもあったのでしょう。
シダを発注するとは‥‥もしかしたらバナナの木の葉かもしれません。

ご注文お待ち申し上げます。

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