2023/09/25 18:38

店主の私も特に習った訳ではないのですが、過去、料理屋やお招き頂いた時に親切だな〜と感じて覚えている限りの中でご提案です。
調理すれば様々なアレンジはございますが、今回はそのままスマートに出す場合として使うものは包丁に限定したいと思います。

上の画像のように十の字に切り込みを入れます。
こちらは葡萄の頭部分と記載すればわかりやすいかと思います。
頭の部分に十の字の切り込みがありますと皮が剥きやすくなります。

お客様に気遣いをさせないように、一粒ぐらいは花を咲かせるように予め十の字に切り込みを入れた部分の皮を剥がしておきますと、見た目も綺麗だと思います。

下の部分も平らにカットします。


又、近年は皮ごと食べられる葡萄が人気です。
この場合は種なしの品種が多いので、そのまま出しても良いと思います。
葡萄のフサ部分(ヘタ)に包丁で平らに座りのようようにカットしますと皿にチョコンとのせられます。


画像は薔薇の形をしたホワイトチョコレートをアクセントに使用してます。
少し配置を変えるだけでも雰囲気が変わります。


一つのトレイに並べても素敵です。


小さめのお猪口を添えて飲み物を注ぎます。
これで「色」が追加されるので見た目も美しく整います。


少しの気遣いが緊張している席では有り難く感じますよね。
コレにお手拭きを添えて出したら良いかと思います。

(注意:店主は自宅でわざわざここまでしません)


葡萄と相性の良い飲み物は紅茶やスパークリングワイン等、色々あります。
個人的にお薦めは炭酸飲料です。

予め炭酸水に葡萄を漬けておきますと、葡萄の実の内部に炭酸が行き渡り、粒を食べると炭酸葡萄に変身しております。
漬ける時間はお好みで。
葡萄に限らず凡ゆる果物に使えます。
フルーツ炭酸試してみて下さい。

今日は時間がないので、そのままご案内です。


グラスに葡萄の実を入れます。
切り込みを入れても良いですし、今回は半分にカットしております。
この場合は皮ごと食べられる葡萄を入れると食べ方がスムーズです。


炭酸水をそそぎます。


このような状態にしてから、お出ししても良いと思います。

 

漆黒塗にガラスを直接のせてもクールな印象にはなりますが、アクセントとして平戸の小皿を添えました。

藍色が入ることにより爽やかで新鮮な雰囲気になります。


完成です。

急なお客様の時に葡萄を出したいけど、フサのままドーン!と出しても失礼ではないのだろうか?と思う方が多いので、少し気取って?おもてなしをされる場合に数分要しますが包丁で切り込みを入れてお出ししてみて下さい。

気心知れた仲の場合はフサのままドーン!が嬉しいものですけどね。

お客様の手を極力汚さずにスムーズな対応が出来る方法として御提案致します。

店主は慣れ親しんだ飲食店に関しましてはフサのままドーンと出してもらう方が嬉しいタイプです。
しかし、なんとな〜く、ま〜だ、そこまで〜の「仲」でない相手や場所の場合は、この切り込みがある方が有り難く感じます。

あとはお手拭きでキュキュッと手をぬぐい「ごちそうさまでした」で終了。

今年の秋に役立つコラムとなりましたら嬉しいです。