2023/09/25 19:06

<過去記事転記>ブログ引っ越しに伴い、人気の記事をこちらに転記致します。年月日不順になります。


冷茶
2017.06.17 Saturday


2017.05.22 Monday
昨日は夕方から横須賀線の影響で帰路お時間を要する方が多かったと思われます。
お疲れ様でございました。

そんな私も大船まで行ったのは良かったのですが。。。完全に足止め。。。と、言う訳で大船駅周辺をウロウロ徘徊。
数分後、、、まんまと保護されました^^;

大船では、お祭りが催されており道には後片付けをされる飲食業のマスターや女将達の姿。
「お〜!久しぶりじゃん」と挨拶を交わしつつ、私を優しく保護してくれたママに連れられ開店前の飲食店へ同行。
保護瞬間も後ろ姿で(あっ!〇〇のママだ)と瞬時に分かる程の付き合いとなり、振り返る〇〇ママは「お〜♪」と、言葉交わさず一緒に歩き出しました。

道を右往左往する猫状態の店主でございました^^;

このように優しい方々に時に保護されつつも、今日まで至った訳でございますが(あ。。。今、窓の外をナイスタイミングで猫が横切りました。。。びっくり。。。)

北鎌倉周辺でも時に保護され温かく招き入れて頂いております。そして餌付け(本当に時々、自分が猫か?と思います)

そんな優しいお話より、またまた和菓子と抹茶に無理矢理話を持ち込む訳でございますが、お付き合いの程、宜しくお願い致します。

北鎌倉駅周辺に数年前に和歌山からはるばる開店された和菓子屋さんがございます。
現在、その店舗に北鎌倉に来てから何かと仲良くさせて頂いております姉さんが勤務中です。

仕事帰りに「おね〜さ〜ん♪はい。これ♪」と、自宅より逆方向の当店に差し入れを届けてくれます。
(現在、北鎌倉の改札口はトンネル向こうに1つ開通しております/回覧板より)

わざわざ私の餌と優しい笑顔をお届けして頂き、ちゃっかり者は「わ〜い」と、相変わらずご馳走になっている次第でございます。

餌を与えてくれる人、保護してくれる人、実に有難い身でございますにゃー

さて、数日前にも和菓子を差し入れて頂きました。
今回も抹茶と共に御紹介致します。
画像を御覧頂けましたら、どこの和菓子かは即座にお分かりになられると思います。

昼下がりに調度良い甘さです。

抹茶と聞くと格式の高いものと捉えられる方も多くおられますが、作法を1から学びますと精神性に通じるようなところが魅力であります。
それを難しく捉えるよりも面白いと思われて、一度、試しにどちらかへ入門されてから、ご自宅で自己流を発展させるのも宜しいかと思います。

流派は様々ございます。
未だ、恐々。。。の方は一度、御来店頂き、店主の所有する本を元にどのような歴史から今に至るか御覧になられてから、御自身と相性の良い門を叩かれるのが宜しいかと思います。

当店では、どこの流派が良いよ!と云う断定は一切致しておりません。
予め、御了承の程、お茶を楽しむには?というお気持ちでいらして下さい。
(当店からの御紹介は一切しておりません)

和菓子の白い肌と萩の白肌に緑茶と新緑を添えて(葉はダミーです^^;)

一人で3個は多かったので御来店されたお客様にお裾分けさせて頂きました。

コーヒータイムやお茶にしよう!と思われた時に「そうだ!抹茶にしよう!」と、時にはそんな昼下がりも良いかと思います。

ちなみに時代物の抹茶碗はそれなりの価格となります。
時代物でお探しの場合は予め店主へお声掛け下さい。

抹茶碗は色々な業種の方からお声掛け頂きます。
職業の詳細は伏せますが、やはり、日本人の『一服』のイメージ(潜在意識)は、ここにあるような気が致しております。

これからは冷たいお茶『冷茶』を楽しむ季節です。

春夏秋冬それぞれお道具を揃えるのも楽しいものです。
いきなり、あれも、これもとお薦めする事はございませんので、ご安心下さい。

それでは、お気に入りを探されてみて下さい。


2017.05.21 Sunday
熊本県より日本酒が届く前後から店頭に酒器が充実している事に気がつきました。
当店のお客様はこだわりの酒器コレクションを所有される方が多くおられます。
決定的な決断のポイントは「使った時の(手に)馴染み方」ですね。
口当たりもこだわる方が多く、片手で持ち上げた時の重量や納まり具合と、実に確認されるポイントが多くございます。
そのお姿を通りがかりの方が御覧になられると「随分と難しい話をしている雰囲気だったわ。。。」と仰います。
非常に簡単で明確なお話しかしていない事がほとんどです^^;

さて、上の画像は熊本の日本酒の隣に盃を洗うと書いて「盃洗」(はいせん)という道具です。
手前に2つ見えるものが、その盃(お猪口)で、こちらに酒を注がれるのはお分かりかと思います。
その盃を左の盃洗に入れてある水で洗います。
そして盃にまた酒を注ぎます。

要するに書いて字の如く「お酒を呑む盃を洗う為の器」

それが盃洗です。
現在、意識的に集めた訳ではございませんが、盃洗が充実しております。
2枚目画像の下から2段目に陳列されている足付きのものが盃洗です(一番左側の足の無いものも盃洗です)
明治以降は西洋文化が日本に浸透します。
その時に西洋から伝わったものはコンフォートであり、日本では盃洗だった訳ですが、似たような形状をしていても使い方が異なるのが国柄を表しておりますね。
現代では盃洗をコンフォートとしてご使用される方が殆んどだと当店では感じております。

これに氷を砕いたものを入れて、その上に刺身を盛り付けるのも洒落てますし、フルーツの盛り合わせを入れても素敵です。
使い方に決まりがないとお考え頂けましたら、その器の使い道は無限にございます。

茶懐石などの正式な席ではきちんとした使い方が好まれますが、御家庭では皆さま、それぞれ工夫を凝らして楽しまれるのが和骨董の醍醐味かと存じ上げます。

酒器を全て揃えるには、徳利も欠かせません!
徳利は過去、李朝や高麗、安南と海を渡って日本国内にきたものもございました。
最近、入荷のお知らせができなくて申し訳ございません。

現在は画像にあります伊万里の徳利が、まだ数点ご案内可能です。
こちらの徳利は微塵花唐草の印判手です。
くし高台の部分は手書きです。
なかなか定番を抑えた良い出来かと思います。

 

話が反れますが、かつての日本は画像のような陶磁器による徳利を酒屋に持参して、そこに酒を入れてもらい量り売りをする時代がございました。

これも平成っ子には衝撃的な御様子で、たまにお話すると「え!?あ、そっか。自販機なかったもんね」と真顔になります。

昭和の前半まで、そ〜であった事を告げるように今後はして行こうと考えております。

(こういう事を記載するから店主は一体何歳なんだ?と困惑させます。。。御免なさい)

中央の蕎麦猪口はお猪口としてご使用になられる方が多いです。
画像のような小さめの蕎麦猪口をお選びになられると良いかと思います。
蕎麦猪口でも、大きいサイズのものは、向付(むこうづけ)となります。
向付は料理を盛り付ける器ですので、そちらでお酒を召し上がる方は、、、う〜ん。。。どうでしょうか。。。
数名おられますね^^;

そして、右の皿はお酒と共に楽しむ料理を盛り付けてみてはいかがでしょうか?

このように、それぞれ、お気に入りを1つずつ丁寧に探して所有されますと、使うごとに愛着が湧きます。
そして日々ご使用になる事により、数百年もの間、現存するように残されてきた意味が言葉を超えて解るような気がするものです。
こちらは古美術、骨董品を所有された方のほとんどが口にする言葉ですね。

使うとなんとな〜く伝わってくる良さ。
それを感じる事により、更に後世に残したいと思うように切り替わり、それまでは、御自身の手元で大事に大事に「預かる」という感覚が芽生えて、、、ようこそ!古美術品の世界へ♪と、なる訳でございます。

良い出逢いがございましたら、是非、所有されて預かってみてください。