2023/09/25 19:19

<過去記事転記>ブログ引っ越しに伴い、人気の記事をこちらに転記致します。年月日不順になります。

文章省きます



京都と言えば、京野菜が有名です。
これは野菜の調理方法が天台、真言の禅宗の僧侶達によって発達、発展したとございます。

京野菜で作られたせんべいとのことです。
木の芽、ごぼう、蓮根と3種類が1組になっておりました。
お茶うけせんべいと同封されている説明書きにございます。

<大幅省略>

2017.04.15 Saturday



本格的な藁に包まれた藁納豆を頂戴しました。
本場、水戸より。
パックの納豆に慣れている近代では、なかなか入手困難な食材となりましたが、納豆の歴史は弥生時代から伝わるとされております。
偶然の産物とは、正にこの納豆も匹敵すると思います。
偶然蒸した大豆が床に引かれた藁に付着し発酵が始まったとか。。。そのような話を以前、耳にしたことがございます。
このネバネバと発酵した大豆を初めて食したツワモノに敬意を示しますね。

藁納豆は臭くないの?と思われると思いますが、出来たては全く臭いません。
藁が匂いを吸収しているそうです。
パックの納豆よりも大豆本来の味と強度(硬さ)があります。
食通の魯山人の何回かき混ぜれば納豆は美味しくなるか?との話も同時に思い出します。
実際、味の好みは個人差があるので何回混ぜようと、発酵から何日目に食そうとも個々の自由だと思います。


さて、こちら江戸の幕末期に作られた伊万里向付に納豆を移しました。
この手間が現代社会ではパックの方が藁納豆よりも勝ると感じますが、藁納豆の味が好みの方には手間など問題はないと思います。


戦国時代に入ると食物が不足する事態を招きます。
その時に蒸した大豆を藁に包み戦場に農民が納豆を差し入れする訳ですが、きっと戦国時代の武士の栄養価を支えた食材だったと思われます。

*器完売


納豆と言えば水戸。
水戸の歴史にも触れようかと思いましたが、実際に訪れてみるのも面白いと思います。
私が高校時代に水戸から東京に進学してきた同級生がおりまして、夏休みは彼女の実家にお世話になりました。
その時の記憶が水戸駅に設置された水戸黄門様、徳川光圀公の像が印象的です。
そして何よりも水戸の方言に話の内容そっちのけで聞き入りました。
イントネーションと最後の語尾に付く「ぺ」
道を尋ねると「みぃ〜ぎ行って〜ま〜っすぐ行って〜、そこだっぺ?」

また水戸にもお邪魔したいと常々思います。

納豆、ありがとうございました。

2017.04.09 Sunday


寝起き一番に京都より桜の写真を受信。
そしてテレビをつけると京都上空。
店には「京都帰りで…」とEさん御来店。
お土産に八つ橋頂戴しました。
お気遣い有難うございます。
今回の旅に立ち寄られた美術館のチラシを頂戴しました。
タイトル「お弁当箱」→今や海外でも通用する単語「BENTO」
様々な時代の弁当箱が展示されていたとの事で大興奮でした。
*八幡市立松花堂美術館で5/7まで(これは内容拝見させて頂きましたが必見です)

さて、京都づくしの幕開け。
京都から、わざわざ鎌倉へお持ち帰り頂いた八つ橋。
本日は現代物と組み合わせてご紹介させて頂きます。

津軽唐塗盆

八つ橋に青森県の津軽塗。
この唐塗は江戸中期に唐から日本国内へ伝わる唐物をヒントに日本文化工芸品として今も尚、作られております。
何度も塗り重ね、研ぎ出しを繰り返す工程を経て幾何学文様が浮かび上がるように不思議な光沢を放ちます。
金彩が用いられておりますので控えめな豪華さを感じます。


向付を湯呑みとして代用されるのも当店では当たり前に行っております。
本来は料理を盛り付ける器です。
しかし、このように日常頻繁にお使い頂けるように代用をご紹介しております。
ご了承願います。
こちらの赤絵は覗き窓に小鳥が羽ばたく可愛らしい絵柄が添えられております。
伊万里の代表的な朱色と藍色が上手に組み合わさった作風が飽きのこない逸品です。
生涯、御愛用頂ける押さえておきたい揃い組です。

八つ橋の肌に漆器はとても良く合います。
京都の漆器と言えば「象彦」ですが、本日は敢えて津軽塗にて御紹介させて頂きました。

現代和雑貨希(のぞむ)では、他にも昭和のアンティークとなった漆器や硝子、抹茶碗なども御案内中です。
昭和の大量生産品の中でも、日常使い続けることができる良い作風のものも現存しております。

一部は作家物を含みます。
結婚式の引き出物などを鑑定依頼される方がおりますが、そのようなものはリサイクルショップにお持ち込み下さい。
当店は古美術品として価値のある時代ものを優先して仕入れを行っております。
昭和アンティークで御紹介しているものは長く使い所有する事で味わいの出てくるものを御紹介しております。
価格をご覧になり、その有無を御理解下さいませ。

八つ橋の歴史に触れようかと思いましたが、それは京都の方々のお仕事のように感じましたので、本日は写真にて御紹介させて頂きました。
お土産で頂戴して、まず喜ばれる八つ橋。
この長い歴史も非常に魅力を感じます。

最後に大人数の場合は長角盆など如何でしょうか?

若狭塗は福井県が有名です。
こちらも磨ぎ出しの工程を幾度となく行い自然にできた文様は同じものが存在しません。
全て1点物として捉え、所有者の元で艶や質感を育てる漆器です。
手入れ方法は難しくお考えにならずとも、表面は平ですのでぬるま湯で濯ぐ程度に洗い、乾いた柔らかい布で拭き取るぐらいです。
漆器の取り扱いは想像以上に難しくありません。

生涯使える漆器をお探しになられてみて下さい。


北鎌倉より、八つ橋でしたonpu03

2017.04.08 Saturday

*おかげさまでブログ当時にお盆完売しております。