2023/09/26 21:16

歴史の話になりますが、文禄・慶長の役(1597年)、朝鮮より陶工が日本に渡るのですが、同時に活字印刷も伝来。
翌年(1598年)には秀吉没。日本軍の朝鮮からの撤兵は、ほぼ終わりを迎えます。
(世界史では仏、ナントの勅令1598年/東インド会社設立1600年/オランダ、東インド会社設立1602年/英、エリザベス1世没1603年等が続きます)
日本国内では1600年関ヶ原の戦い/1603年徳川家康、征夷大将軍となり時代は『江戸幕府』
この時代に伊万里焼が広がり日本のやきもの界に大革命をもたらし、その後も多彩な美を発展させていきました。
それまで陶器だけであった器の概念が磁器伝来に伴い変化した事と思われます。
又、その時代の方も、さぞ目を見張る出逢いを成し遂げていたと想像は膨らみます。
その感動は後世にも引き継がれ、現存しているほとんどの陶磁器は、時代を確実に刻み持主の生活に寄り添ったものです。
染付と色絵では、一見異なる雰囲気を醸し出しておりますが、元は同じ伊万里焼から『柿右衛門様式』、『古伊万里様式』、『鍋島様式』と枝分かれした先々でも発展し続けております。
このような御説明で如何でしょうか?
改めて、時代を感じて頂けましたら幸いです。
最後にやきもの各部の名称を作りましたので、こちらも載せておきます。
*見込(みこみ)とは中の部分を差しております。