2025/06/03 13:25
桃山時代、茶人たちを魅了した舶来陶「宋胡録(スンコロク)」。
今回ご紹介するのは、タイ・シーサッチャナーライ窯で14〜16世紀に焼成された小瓶です。
玉子ほどのサイズ(直径約4cm/高さ約5cm)ながら、存在感は抜群。
このサイズ感の宋胡録の小壺は極めて珍しく、振出や花入れ、ミニ壺コレクションに最適な逸品です。
「宋胡録(スンコロク)」は、日本の茶人たちにも愛された高火度陶。
日本では「寸古録」とも記され、桃山〜江戸初期にかけて盛んに輸入されました。
高温焼成による艶やかな釉薬と、静謐な佇まいが魅力です。
おすすめの使い方
✔ 茶道具として金平糖などを入れて
✔ 小さな草花を挿して簡素な花入に
✔ コレクターズアイテムとして
長い時を旅してきた古陶にしかない味わいを、どうぞお手元でお楽しみください。