2026/04/25 22:48
静けさの中に、確かな存在感を宿した一鉢です。
15世紀 李朝 花三島。
長い時代を経てきた器ならではの質感と佇まいが感じられます。
整いすぎない形状、わずかな歪み。
その無骨さが、かえって美しさとして際立っています。
いわゆる“見せる器”ではなく、
日々の中で自然と手に取られる類のものです。
茶道具としての菓子器はもちろん、
日常の大鉢としても無理なくお使いいただけます。
煮物やサラダ、果物など、
盛るものを選ばず、静かに引き立てます。
乾いた風合いをそのまま愉しむのも一つ。
あるいは米の研ぎ汁や日本酒で潤いを与えることで、
表情の変化を感じていただくこともできます。
使いながら整っていく、育てがいのある器です。
同様の器が常にあるわけではありません。
お手元に迎える機会として、ご検討いただけましたら幸いです。

