2026/05/05 19:02
湿気を帯びた空気や、少しずつ増していく暑さ。
この時期になると、日常の中にもどこか軽やかさや涼しさを求めたくなります。
そんな季節にしっくりと馴染むのが、染付の器です。
今回ご紹介するのは、江戸幕末期に焼かれた伊万里の扇型豆皿。
やわらかな呉須の色合いと、すっと広がるかたちが、視覚的にも涼やかな印象を与えてくれます。
扇のかたちは、風を感じさせる日本らしい意匠。
食卓に取り入れるだけで、どこか空気が変わるような、そんな感覚があります。
醤油皿や薬味皿としてはもちろん、
冷奴やさっぱりとした一品、季節の和菓子などとも相性がよく、
さりげなく季節感を添えてくれます。
また、数枚を組み合わせて並べることで、
器としての見立ても楽しめるのがこの豆皿の魅力です。
日常使いの中で、ほんの少しの工夫を加えるだけで、
いつもの食卓がぐっと豊かに感じられる。
そんな静かな変化をもたらしてくれる器です。
これからの季節に、ぜひ取り入れてみてはいかがでしょうか。

